8月後半に米国・ニューヨークの国際連合(以下、国連)に赴任する岡井朝子在バンクーバー日本国総領事と夫君の知明氏を見送る日系コミュニティー合同送別会が8月8日にブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系センターで開催され、約150人が出席した。
続いて10日には総領事館主催の離任式が総領事公邸で開かれ、学術、文化、経済・政府・自治体関係者ら約170人が出席した。
出発前の多忙なスケジュールのなか、開催された送別会・離任式では、出席者が長蛇の列を作り、総領事ご夫妻との名残惜しい挨拶と記念撮影が続いた。
8月3日、バンクーバーから日本へ出発するJETプログラム新規参加者の壮行会が、在バンクーバー日本国総領事公邸で開かれた。今年度はブリティッシュ・コロンビア(BC)州から82人がJETプログラムに参加する。
壮行会には翌日に出発を控えた76人と8月後半に出発する3人ほか、JETプログラム同窓生やプログラム実行関連機関など約100余人が出席。岡井朝子在バンクーバー日本国総領事のほか、BC/ユーコン州JET同窓会会長らが参加者を激励した。
7月22日、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市にあるスティーブストン仏教会で、最先端の医療現場で主流となりつつある『湿潤療法(モイスト・ウーンド・ヒーリング)』について、日本形成外科学会専門医の長谷川宏美先生を講師に招き、講演会が行われた。(メディアスポンサー:バンクーバー新報)
先生は、カナダに来る直前まで、『キズ治し』を専門にしていた形成外科医。そのプロが教える驚きの手法は、身体が持っている自己治癒力を最大限に引き出し、“消毒せず乾かさない”、“痛くなく”、“早くきれいに”治す方法。しかも、家庭にあるもので手当てできる。これまでのキズの手当て法をくつがえす話に100名の参加者が驚きを隠せない様子だった。
1時間半の講演で、ユーモアもまじえ、シリアスな内容もサラリと話し、聴衆を飽きさせない。その濃密な内容を限られた紙面で再現することは不可能なので、要約してご紹介したい。
7月21日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市スパニッシュ・バンクスビーチで、恒例の「第5回JTB地球いきいきプロジェクト」の一環として、海岸の清掃作業を実施した。参加者は、38名。全員が一丸となって、約3時間、さまざまなゴミを一つ一つ拾い集めた。
この一帯は、週5回、専門の清掃員がゴミ拾いを行っていて、一見、ゴミなど何にもないように見えたが、いざ、全員が拾い始めると、意外なほど見つかった。収集したゴミは、細かく分別して、それを種類別に集計し、バンクーバー市役所に報告するという。最後は全員集合の写真におさまり、達成感もひとしお。額の汗に潮風が心地よかった。
邦人医療支援ネットワーク、Japanese Medical Support Network (JAMSNET) Canadaは、在留邦人の医療支援を目的として設立されたNPO団体だ。このJAMSNET Canadaが主催するセミナーが、7月6日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で開催された(メディアスポンサー:バンクーバー新報)。カナダで薬剤師として活躍する佐藤厚さんと、バンクーバーで出産準備教室MOMを主宰するミッシェル・ユキ・レオンさんが講師として、妊娠中の薬との付き合い方や、カナダで妊娠・出産する際のガイダンスを解説した。その概要をここで紹介する。