10月1日、木曜会によるスピーカープログラム、「ジャパン・アズ・ナンバースリー(Japan as Number Three)」が開かれた。スピーカーは、社会言語博士で、ブリティッシュ・コロンビア大学名誉教授のバーナード・サンジャック氏だ。異文化理解とコミュニケーション、日本文化、日本の政策の研究で高く評価されている。また、2008年には、日本研究および日本・カナダ国間の友好親善の促進に寄与した功績により、旭日中綬章を受章している、サンジャック氏の講演に、在バンクーバー日本国総領事伊藤秀樹氏をはじめ、約20人が出席した。

講演では、世界第2位の経済大国から第3位となった日本について、対中、対米政策、さらに出生率の低下や外国人労働力の受け入れについて検証。最後に新しいアイデンティティを提案した。

40年という長い間、混声合唱団さくらシンガーズを指導し、音楽を通して日加の友好関係や日系コミュニティに多大な貢献を果たしてきたルース鈴木さん。その功績が称えられて受賞した平成23年度外務大臣表彰。「今回の賞は、さくらシンガーズ全員と一緒にいただくものです。皆さんのお陰です」と話す鈴木さんに、さくらシンガーズの40年を振り返りながら、音楽に対する熱い情熱を語ってもらった。

退職移住者などがカナダ生活を享受することを目的として活動している桜楓会。その企画による健康講座が9月22日、イタリアン・コミュニティ・センターで開かれた。講師は、肺の専門医として第一線で活躍している栗原正利(くりはらまさとし)医学博士。
年齢とともに衰える肺機能と、それに伴う病気のリスクに関する講演に、定員50人の会場は早々と満席になった。

日本人として初めてスペースシャトルで宇宙で活動した宇宙飛行士、毛利衛さん(日本科学未来館館長)が9月24日、バンクーバーを訪問。「宇宙からの贈りもの」と題した宇宙特別授業を行った。

トロントの日系文化会館で昨年開催された『新世代映画祭』。このとき上映された映画の中に『ポチの告白』(2005年制作)があった。まじめな巡査がある日刑事へと選抜昇任。上司に言われるまま警察権力の不正に積極的に加担し、警察組織犯罪に巻き込まれながら、脱落していく。警察組織の腐敗を描いた映画だ。
この作品の制作・脚本・編集・監督を手がけた高橋玄氏に話を聞いた。

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