2019年8月22日 第34号

 ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市にある人気の公園で18日、熊の目撃情報が相次いでいたことが分かった。

 熊が目撃されたのは同市のほぼ中央にあるディアレイク公園。地方紙バーナビーナウによると、熊を目撃したのはバーナビー市の住民で、夕方に湖でカヤックを楽しんでいる時に湖畔をうろつく熊を見たという。

 すぐに警察に通報、警察官がこの日熊を探して湖に来たのは3回目と話したと語っている。けが人などは報告されていない。

 最近バンクーバーの都市部で野生動物が出没する事件が相次いでいる。公園で熊がゴミをあさることができないようなゴミ箱のふたに変更するなどの対策を求める声も上がっている。

 

2019年8月22日 第34号

 カナダ食品検査庁(CFIA)は19日、ローズマウントが販売している調理済み鶏肉商品にリステリア菌が繁殖している疑いがあるとしてリコールを発表した。対象となったのは梱包日が2019年1月21日付の4・45キログラム入り商品。主に業務用で、ホテル、レストラン、カフェテリア、病院、ナーシングホームなどに卸されているという。対象商品を購入している場合は、廃棄するか購入店に返品するよう呼びかけている。

 リステリア菌による症状は、めまい、発熱、筋肉痛、激しい頭痛、頸部硬直などで、対象商品によるこれらの症状があると思われる場合は、医師に診察を受けるよう促している。

 対象商品は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州をはじめ、アルバータ州、サスカチワン州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州で販売されていることが分かっている。

 18日時点で、BC州では1人、マニトバ州で1人、オンタリオ州で5人が症状を訴えている。これら5人は51歳から97歳までで、2017年11月から2019年6月の期間に症状を訴えている。CFIAはこれらの州で食品が原因の症状が発生していたため調査をしていて今回明らかになった。

 

2019年8月22日 第34号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で人気の観光アトラクションで事件が起こったのは今月10日の早朝だった。スコーミッシュにあるシートゥスカイゴンドラのケーブルが何者かによって故意に切断され、ゴンドラがケーブルから外れて落下しているのが発見された。当初は事件と事故の両方の可能性があると発表していたが、調査の結果故意に切断した事件であると断定。現在捜査が進められている。

 一方でゴンドラ運営会社は、ゴンドラ運行再開は早くても来年の春と発表。それまで一切のイベントが中止となる。

 風光明媚な景色が人気のゴンドラは、頂上でさまざまなイベントが開催される。中でも結婚式は特別。18日にCTVバンクーバーのインタビューに答えたウェディング・コーディネーターのキャロライン・ハイアットさんは、ここで5組の結婚式を担当しているが、そのうち4組は結婚式がすぐそこに迫っていたという。

 シートゥスカイゴンドラで登った頂上での結婚式は中止になり返金されたが、代替の会場を大急ぎで探しているとハイアットさん。悪天候などによる順延はあっても、まさかこんな事件で中止になるとはと絶句している。

 

2019年8月22日 第34号

 カナダ食品検査庁(CFIA)は17日、国内で販売されているベビーフードに虫が混入している疑いがあるとしてリコールを発表した。

 対象商品は、クラフトヘインツ社ベビー・ターキーシチューで、同商品を購入した消費者からクレームがあり発覚した。

 同商品はブリティッシュ・コロンビア(BC)州、サスカチワン州、オンタリオ州、ケベック州、ニューファンドランド・ラブラドール州で販売されている。

 対象商品を購入している場合は、廃棄するか購入店に返品するよう呼びかけている。

 これまでのところ、同商品による病気などの症状は報告されていない。

 

2019年8月22日 第34号

 メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンクは19日、今秋の新学期に合わせて9月3日からサービスを大幅に増便すると発表した。

 スカイトレインはエキスポラインとミレニアムラインで24車両、バスは4万1000時間、シーバスは収容可能数を50パーセント増加する。

 スカイトレインは通勤通学で混雑するラッシュアワーを中心に大幅増便を予定。シーバスは新しい船を導入し、平日の午前7時から9時30分まで、午後3時から6時までを現在の15分に1本から10分に1本の運航に増便する。

 バスは現在混雑している12路線を増便。対象は、5ロブソン/ダウンタウン、6デイビー/ダウンタウン、7ナナイモステーション/ダンバー、19メトロタウンステーション/スタンレーパーク、49メトロタウンステーション/ダンバーループ/UBC、99Bライン・コマーシャルーブロードウェイ/UBC、112エドモンズステーション/ニューウェストミンスターステーション、116エドモンズステーション/メトロタウンステーション、342ニュートンエクスチェンジ/ラングレーセンター。

 503ラングレーセンター/サレーセントラル路線はエキスプレスサービスを導入し平日のラッシュアワーには8分毎に運行、通常は10分から15分毎に運行する。

 301ニュートンエクスチェンジ/ブリッジハウスステーションは平日午後7時から10時まで30分毎に運行、さらにこの路線にはバンクーバーで初めて2階建てバスを今年10月から導入する。

 N17ダウンタウン/UBCナイトバスは、ダウンタウンからUBCに午前5時まで30分毎に、UBCからダウンタウンに午前4時30分まで30分毎に運行する。

 トランスリンクCEOケビン・デズモンド氏は、9月3日からサービスを増便することについて9月の第1週が1年で最も公共交通機関が混雑する期間だからと説明、「この増便で待ち時間の解消の手助けになると思う」と語った。

 公共交通機関の利用者は年々増加し、過去3年でバスの利用者だけでも17パーセントも増加しているという。

 今回の増便は市長委員会の公共交通機関拡張10年計画の第1段階で、デズモンド氏は「まだこの先数年をかけて改善していく」と語っている。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。