2019年8月22日 第34号

 カナダ食品検査庁(CFIA)は19日、ローズマウントが販売している調理済み鶏肉商品にリステリア菌が繁殖している疑いがあるとしてリコールを発表した。対象となったのは梱包日が2019年1月21日付の4・45キログラム入り商品。主に業務用で、ホテル、レストラン、カフェテリア、病院、ナーシングホームなどに卸されているという。対象商品を購入している場合は、廃棄するか購入店に返品するよう呼びかけている。

 リステリア菌による症状は、めまい、発熱、筋肉痛、激しい頭痛、頸部硬直などで、対象商品によるこれらの症状があると思われる場合は、医師に診察を受けるよう促している。

 対象商品は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州をはじめ、アルバータ州、サスカチワン州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州で販売されていることが分かっている。

 18日時点で、BC州では1人、マニトバ州で1人、オンタリオ州で5人が症状を訴えている。これら5人は51歳から97歳までで、2017年11月から2019年6月の期間に症状を訴えている。CFIAはこれらの州で食品が原因の症状が発生していたため調査をしていて今回明らかになった。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。