2019年8月22日 第34号
メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンクは19日、今秋の新学期に合わせて9月3日からサービスを大幅に増便すると発表した。
スカイトレインはエキスポラインとミレニアムラインで24車両、バスは4万1000時間、シーバスは収容可能数を50パーセント増加する。
スカイトレインは通勤通学で混雑するラッシュアワーを中心に大幅増便を予定。シーバスは新しい船を導入し、平日の午前7時から9時30分まで、午後3時から6時までを現在の15分に1本から10分に1本の運航に増便する。
バスは現在混雑している12路線を増便。対象は、5ロブソン/ダウンタウン、6デイビー/ダウンタウン、7ナナイモステーション/ダンバー、19メトロタウンステーション/スタンレーパーク、49メトロタウンステーション/ダンバーループ/UBC、99Bライン・コマーシャルーブロードウェイ/UBC、112エドモンズステーション/ニューウェストミンスターステーション、116エドモンズステーション/メトロタウンステーション、342ニュートンエクスチェンジ/ラングレーセンター。
503ラングレーセンター/サレーセントラル路線はエキスプレスサービスを導入し平日のラッシュアワーには8分毎に運行、通常は10分から15分毎に運行する。
301ニュートンエクスチェンジ/ブリッジハウスステーションは平日午後7時から10時まで30分毎に運行、さらにこの路線にはバンクーバーで初めて2階建てバスを今年10月から導入する。
N17ダウンタウン/UBCナイトバスは、ダウンタウンからUBCに午前5時まで30分毎に、UBCからダウンタウンに午前4時30分まで30分毎に運行する。
トランスリンクCEOケビン・デズモンド氏は、9月3日からサービスを増便することについて9月の第1週が1年で最も公共交通機関が混雑する期間だからと説明、「この増便で待ち時間の解消の手助けになると思う」と語った。
公共交通機関の利用者は年々増加し、過去3年でバスの利用者だけでも17パーセントも増加しているという。
今回の増便は市長委員会の公共交通機関拡張10年計画の第1段階で、デズモンド氏は「まだこの先数年をかけて改善していく」と語っている。