2018年4月19日 第16号

 サスカチワン州で6日に起きた、セミ・トレーラーとジュニア・ホッケーチームのバスの衝突事故で重傷を負い、病院で治療を受けていた女性が11日、息を引き取った。

 この女性は、ジュニア・ホッケーチーム、フンボルト・ブロンコスのトレーナー、ダイアナ・ブロンズさん(25歳)。これで同事故の死者数は16人となった。

 

 

2018年4月19日 第16号

 ブリティッシュ・コロンビア州の情報およびプライバシー監督委員会は、同州の家主の多くが申込者に対し、不必要に詳細な個人情報の提供を求めている実態を明らかにした。

 これは同委員会が先月公開した、8件の一般賃貸物件と、非営利団体や物件管理会社5社で用いている賃貸申込書についての調査報告書によるもの。中には人権保護法に違反するものまであったという。

 この中で同委員会は、売り手市場の中、借り手は理不尽と思いつつも物件を借りるため、仕方なく情報を提供している実状を指摘している。調査された申込書の中には、子供の通知表の写しや移民のステータス、過去3カ月間の銀行の詳細記録の提出を求めるものもあり、委員会の注意を引いていた。

 その他にも、却下された申込書の情報を、どのようにどれだけの期間保存するかについて明記されていないものや、今後1年の間に予定される家族構成の変化(妊娠、結婚、子供の成長など)を報告させるもの、また婚姻状態や年齢性別、生年月日に社会保障番号(SIN)の提出を求めるものなどもあった。

 中には、これら情報提供要求の根拠が、存在しない条例『個人情報報告条例』に基づいていると、その正当性を主張するものもあった。またほとんどの家主が、申込者の情報をどんな機関からでも収集できるよう、家主に許可を与えるよう要求していた。

 これに対し家主で作られる団体BC州家主協会は、賃貸契約に関する規則や条例についての啓蒙が必要だと、取材に答えている。同協会に加盟している家主は約3300人ほどだが、州内には未加盟の、特に一軒家のベースメントを貸すぐらいの小規模家主が約7万人いるといわれ、これらの家主への啓蒙が課題だと述べている。ただ、委員会などに報告されるトラブルの多くは情報の欠如によるものであって悪意によるものはごく一部で、家主が要求する申込者の個人情報を制限すべきだという勧告には反対していた。

 

 

2018年4月19日 第16号

 2017年11月にイギリス王室のヘンリー王子と婚約した、女優のメーガン・マークルさんがかつて住んでいたカナダの家が、売却された。

 この家は、オンタリオ州トロント市内シートン・ビレッジ地区、バサースト通りとデュポン通りの交差点近くの2階建ての家。メーガン・マークルさんは婚約してイギリスに引越す前の少なくとも2年間、この家を女性雑誌フレアの元編集者エリザベス・カブラルさんと夫のケビン・オニールさんから借りて住んでいたという。

 昨年12月に売りに出されたこの家には、3件の申し込みがあったと不動産業者は取材に語っている。当初の売値は139万ドルだったが、それをはるかに上回る160万ドルで売買契約が成立した。

 

 

2018年4月19日 第16号

 サスカチワン州のジュニア・ホッケーチーム、フンボルト・ブロンコスのメンバーらが乗ったバスと衝突したセミ・トレーラー・トラックを運行していた会社が、営業停止処分となった。

 この会社は、アルバータ州カルガリーの北東部に本社がある、アデッシュ・デオル・トラッキング社。アルバータ州交通省が10日、同社に対して営業停止命令を出した。同省は、これは重大な事故を起こした会社に対する通常の処置だと説明している。

 なおアデッシュ社は、昨年秋に営業開始したばかりの新しい会社で、これまでのところ事故や整備不良などの違反履歴はない。しかし会社が新しいため、安全運行についての監査は受けたことはなかった。

 また同社のオーナー、シュクマンダー・シンさんは、自社のトラックが事故に関わったことを遺憾に思っているとのコメントを発表している。シンさんは事故以来、このことから体調を崩し、会社の業務も停止していたと話している。

 

 

2018年4月19日 第16号

 中国中部、湖北省の都市・武漢の郷土料理として中国国内では有名な熱乾麺の店が、ブリティッシュ・コロンビア州メトロ・バンクーバーエリアに初登場した。

 アメリカのビジネスや技術ニュースをメインに扱うサイト、ビジネス・インサイダーでも『中国の有名麺トップテン』に選ばれた熱乾麺。茹でた小麦粉の麺に、香味野菜や芝麻醤、ごま油などの調味タレをかけ混ぜ合わせるという、シンプルな料理。

 先月、同州リッチモンド市中心部のアバディーン・センターのフードコートに、この熱乾麺の専門店をオープンさせたのは、すでにオンタリオ州トロント市で4件のレストランを運営しているチュウ・リスト。同店のマネージャー、ビル・ヤンさんによると、開店後しばらくは長蛇の列ができるなど、滑り出しは上々だという。

 

 

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