2018年4月12日 第15号

 ブリティッシュ・コロンビア州で事業を展開する水上飛行機会社ハーバーエアとアメリカ・ワシントン州のケンモアエアは5日、共同声明を発表し、4月26日から直行便の運航を開始すると発表した。

 発着陸地は、BC側はバンクーバー市コールハーバー、ワシントン側はシアトル市レイクユニオン。両都市の中心地を結ぶ直行便の飛行時間は約1時間、最初は平日の1週間に2往復、5月後半からは一日2便に増やす予定という。

 料金は、片道がハーバーエアは370ドル、ケンモアエアは285米ドル。購入者は為替レートによって安い方を選択できる。

 ケンモアエアはすでにシアトル・ビクトリア間に直行便を就航し、年間約2万人が利用。ワシントン側では飛行場近くに入国審査場が設置されている。バンクーバー側でも設置される予定。

 シアトルにはマイクロソフトやグーグルの本社があり、両社ともバンクーバーオフィスに力を入れている。こうした事情から両都市が力を入れているハイテク産業から今回の就航について歓迎の声が上がっている。さらに両都市間を飛行するフライトはすでに「ナード・バード(オタク鳥)」というニックネームまで付いているとメディアは伝えている。

 

 

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