昨年バンクーバーを熱狂の渦に巻き込んだカナダセブンズが今年もバンクーバーに帰ってきた。
ワールドラグビー・セブンズシリーズ・カナダ大会(カナダセブンズ)が3月11日、12日、バンクーバー市BCプレースで開催された。今年は日本代表もコアチームとして参加。初参加となったカナダセブンズで、ベスト8入りを目指した。
昨年は、8月にブラジルで開催されたリオデジャネイロ夏季オリンピック直前で緊迫感が漂っていた今大会。 五輪後の今年は各チーム、昨年とは違った顔を見せていた。それでもファンの盛り上がりは変わらない。2日間で観客動員数76,116人を記録。昨年より26パーセント増。リオ五輪から正式種目として採用されたこともあり、人気も急上昇。ファンも一体となって楽しめるバンクーバーでの一大イベントは、会場の内外で盛り上がっていた。
大会1日目は各組4チーム4組のプール戦。ここで上位2チームがカップトーナメントに、下位2チームがチャレンジトロフィートーナメントに進む。日本はC組、カナダはD組でプール戦を戦った。
まだまだ冷たい雨や雪が降る3月上旬、ことしは春が待ち遠しい。日一日と長くなる日照時間と冷たい雨や暖かい日差しの繰り返しの中、バンクーバーに植えられた約4万3千本もの桜の木は、美しく咲き乱れる日を今か今かと、辛抱強くそして確実に、つぼみを膨らませて待ちわびている。年によって異なるが、早咲きの桜は3月中旬から咲き始め、遅咲きの桜は5月下旬まで咲き誇り、2カ月以上にわたって街をピンクに染めてくれる。その圧倒的な存在感で春の訪れを告げる桜は、日本人だけではなくバンクーバーに住む多くの人々を魅了している。
2016年のニューブランズウィック・マルチカルチュラル・カウンシルのチャンピオン・オブ・カルチュラル・ダイバーシティ―にディヤノバ百合子さんが所属する「アトランティック・バレー・シアター・オブ・カナダ(Atlantic Ballet Theatre of Canada)」 (以下ABT)が勝者として選ばれた。そして、このバレエ団のサクセスストーリーとして、日本から一人でやってきてバレエダンサーを続けながら国際結婚、子育てもしている百合子さんが紹介されている。そんなマルチタスクをこなしている百合子さんに話を聞いた。
(取材 北風 かんな)
食意識が高いバンクーバー。ベジタリアン、ビーガン、ローフード、オーガニックという言葉はスーパーやレストランに行くと当然のように目に入り、今や生活の一部になっているといっても過言ではないだろう。そして健康食のなかでもここ数年北米で注目されているのが発酵食品だ。オタワで「菌先生」として知られる発酵食品研究家の板橋僚子先生に米麹の作り方、発酵食品について話を聞いた。
ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館において、シンディ望月さんによる個展「Rock, Paper, Scissors/石、紙、鋏」のオープニングレセプションが2月4日に行われた。2014年にシンディさんが鳥取県米子市を訪れた時に得たアイデアをもとにした作品で、1900年代から2100年を米子市とブリティッシュ・コロンビア州をタイムトラベルしていく。その中で、初期日系移民がたどった歴史を、石炭、木材、鉄といった、日系移民が従事することの多かった産業を通して感じ取ることができるようになっている。オープニングレセプションでは作品にも出てくる、かき揚げとシジミ汁がインスタレーションの一環として特別に提供され、用意された50食は完売。雪が降るなか足を運んだ来場者は見て感じるだけではなく、味わって、作品を体験することができた。展示は4月30日まで行われる。