念願の日本遠征初勝利を報告した。3月30日、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事主催で開かれた「新朝日ベースボールチーム日本遠征報告会」。この日、総領事公邸には、遠征に参加した選手、監督・コーチ、そして両親たちも集まり、うれしい初勝利と5勝4敗と勝ち越した遠征結果を報告した。
それでも一番の成果は、野球を通した国際交流。日本を訪問するのは初めてという選手たちも多く、言葉が通じなくても『野球』という共通語でグラウンド内外で交流を深めた。
チームは3月9日にバンクーバーを出発、天理(奈良)、京都、大府(愛知)、横浜を訪問、全9試合をこなし、3月27日に帰国した。
子供たちの笑顔がバンクーバーで弾けた。地元の子供たちとサッカーを楽しみ、バンクーバーの人々の優しさに触れ、多くのことを感じた5日間だったようだ。
本紙で『帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術』を連載中の福本衣季子さんが、3月末で日本に帰国する。帝国ホテルで客室、レストラン、ルームサービスを経験。出産、子育てで中休みを経て、同ホテル子会社で、関連会社の和食店女将として勤務するなど、おもてなしのプロとして活躍してきた。それらの経験を基に書かれたのが、『帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術』だ。
ロータリークラブ・バンクーバー定例昼食会が3月14 日、バンクーバー市ターミナルシティクラブで開催され、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事がゲストスピーカーとして講演した。テーマは「未来へ向けた日加関係、150 年のその先へ」。
今年建国150 周年を迎えるカナダ。時をほぼ同じくして、日本からブリティッシュ・コロンビア州への移民が始まり築かれてきた日系社会。今年は、日本人が初めてバンクーバーに上陸してから140 年、日系人強制収容開始から75 年、そして来年は日加修好90 年と、日加関係で節目の時期を迎える。 この2国間の共に歩んできた関係を、経済的、文化的交流を通して振り返り、未来へ向けた、さらなる関係構築の重要性を語った。