青空に応えて桜が咲き始めた4月2日、ギャリー・ポイント・パーク(ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市スティーブストン所在)を訪れた人たちは、記念すべき第1回リッチモンド桜祭りを大いに楽しんだ。

 

日系二世を中心に始まったカーリングトーナメント「BC二世ボンスピル」がブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市リッチモンド・カーリング・クラブで4月13日から16日まで開催された。今年は50周年を迎える記念大会。ブリティッシュ・コロンビア州を越え、北海道、アルバータ州、マニトバ州からもチームが参加、オンタリオ州やアメリカ・イリノイ州からも選手が参加し、計64チームが日頃の練習の成果を競い合った。

13日に行われた開会式には、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事、カーリング女子日本代表コーチを長年務めたフジ・ミキさん、世界カーリング選手権で2000年に優勝したカナダ代表メンバーのブライアン・ミキさんが出席。さらに日本からは、貝森輝幸日本カーリング協会会長、2016年世界女子カーリング選手権日本代表銀メダルの吉田知那美さんも参加。50周年という記念大会に、日本とBC州のカーリングを通じての交流をさらに深める機会となった。

 

4月1日、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市のスティーブストン・インドアテニスコートで、スティーブストン国際空手道選手権大会が行われた。主催は、剛柔流打揚会。参加選手は、カナダ国内をはじめインド、そしてアメリカはコロラド州、カリフォルニア州、ワシントン州から、500 名を超える参加選手があった。これに、選手のコーチや付き添い、父兄などを交えると千名を超える人で賑わった。また、ボランティア、審判員などの関係者が120 人など、毎年、大動員されるイベント。今回で、44 回目で、いまやスティーブストンの春を告げる名物催事となっている。年々、評判が評判を呼んで、強豪たちがさらに集まるなか、在バンクーバー日本国総領事館総領事杯、和歌山市市長杯の獲得を目指して熱戦が繰り広げられた。

 

日本国憲法は今年5月3日に施行70 周年を迎える。最近では憲法改正を主張する声が大きくなる中、改正議論の前に「憲法をもっとよく知る」ことが大事なのではないか。節目の今年をいい機会とし、バンクーバーで勉強会が3月25 日に開かれた。

 

4月4日、日加商工会議所主催で、カナダ人学生と日系ビジネス・コミュニティとの交流会が岡井朝子在バンクーバー日本国総領事公邸で開かれた。会場には3月に開催されたBC 州日本語弁論大会の予選を通過したカナダの大学生が招待され、21 人が出席。そして商工会メンバーを中心に28 人の企業家が参加した。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。