2017年4月13日 第15号

4月4日、日加商工会議所主催で、カナダ人学生と日系ビジネス・コミュニティとの交流会が岡井朝子在バンクーバー日本国総領事公邸で開かれた。会場には3月に開催されたBC 州日本語弁論大会の予選を通過したカナダの大学生が招待され、21 人が出席。そして商工会メンバーを中心に28 人の企業家が参加した。

 

岡井総領事は日本語学習の先にある展望を示せたらとの願いを語った

 

将来の日加の架け橋にと期待を込めて

 交流会の冒頭、日加商工会議所会長でパシフィック・ウ エスタン・ブリューイング社社長の小松和子さんが挨拶に 立ち「私たちの使命は、日系だけでなく、マルチカルチャー の中で、ビジネスのつながりを推進し発展させていくこと。 そしてコミュニティとの連携や社会への貢献です。それが、 日本に関心のある学生の皆さんたちとビジネス関係者が、 ここにいる理由。どうぞ、この機会に両者交わって、よい関 係を築いていってください」と語った。

 次にカナダ全国日本語弁論大会のアドバンスレベルで最 優秀賞を受賞したシンシア・カーティさんが「日系企業の 方からお話を聞くことによって、私たちにどのような可能性 があるのか知ることを楽しみにしてきました」と挨拶。

 岡井総領事は「さまざまな言語のできる有為な若者を日本のビジネス界に取り込んでいくことは、これからますます 重要。日本語学習は、学んだ後の展望が見えないと力が入 らないもの。日加の経済関係で日夜尽力されている皆様から、 学生の皆さんに学んだ日本語を使って、どんな可能性が広 がっているのか、ぜひ伝えて下さい。そして若い有為な学 生たちが、日本とカナダの架け橋になってくれることを願っ て」と乾杯の音頭を取った。

 

学生、企業の双方の益につながれば

 商工会でイベントの企画立案を担当する別所和雄さん (メープルファンツアーズ社ゼネラルマネージャー)は、今 回のネットワーキングイベントの企画背景について、こう語 る。「日本に関心が高く、将来的に日本での居住や就職も視 野に入り得る学生たちにとって、日系企業との交流は有意義ではないかと。そして日系企業からは、日本についてのフ レッシュな視点を持ち、日本語も理解している若い学生た ちの存在に、価値や可能性を見いだすことができるのでは と考えました」。

 数名の学生に話を聞くと、日本や日本語への関心が生ま れたのは、日本のポップカルチャーや日本への旅行、日本 への交換留学がきっかけ。今回のイベントへの招待は「と ても光栄でうれしい」と感想を語った。ある企業家は学生 と接して「日本通の学生が、遠慮深い態度など日本人的な 姿勢を見せていることが興味深かった」という。

 参加者たちの嬉々とした談笑の姿から、こうした交流活 動が公邸の庭の桜のように、将来花開くことが予感できる 夕べだった。

(取材 平野 香利)

 

日加商工会議所会長の小松和子さんが活動目的を力強く紹介

 

日本語弁論大会出場者を代表し、ユーモアを交えて挨拶したシンシア・カーティさん

 

UBCで国際関係を専攻予定であるケビン・レイノルズさんはフィギュアスケートでソチオリンピックの銀メダリストでもある。日本語以外の他言語も得意だという

 

企業家と学生たちが食事をしながら歓談

 

 

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