1978年の創刊以来、メトロバンクーバーを中心にカナダの日系社会と共に歩んできたバンクーバー新報(以下『新報』)。4月30日号で41年の歴史に幕を引くことになった。2014年には、「日系コミュニティーの連携ばかりではなく、日本とカナダの友好親善関係に創刊以来、寄与してきた」として、津田佐江子社主が、外務大臣表彰を受賞している。

生活に役立つ情報、人々の動きを伝え、コミュニティーの人々をつないできた新報。カナダにおける邦字新聞として、新報が日系社会とともに歩んできた歳月を振り返りたい。

「志げさんはとてもおしゃれ好きで、100歳の頃も服装を気にしてられました。最近のことでは、志げさんが歌を口ずさんでいたのに驚きましたよ。よくよく聞いていると『君恋し』だとわかりましてね」。志げさん親子と40年来の付き合いである友人が朗らかに語る。こうして今も周りを明るくしている峯柴志げ(みねしば・しげ)さんは、2020年5月18日に111歳の誕生日を迎える。

近年さまざまなアートが注目される中、カナダで「サンドアート」を広める活動をしている団体がある。Canada Sand Painting Association(以下、CASPA)だ。CASPAは2019年秋に、サンドアートをカナダ全土へ広めようとバンクーバーで活動を開始した。現在はCOVID-19の感染拡大防止のため、活動を控えているCASPAだが、サンドアートへの熱意が冷めることはない、創設者である浜田博明氏と津々良さつき氏に、サンドアートの魅力について話を聞いた(本インタビューはオンラインでおこなっています)。

日本へ帰国する学生、ワーホリの人たちにバンクーバーで一番好きだった場所は?との問いに、多くの人が“イングリッシュベイ”と答えます。そこに沈む夕日は太平洋の向こう日本を照らしています。普段忙しい若者たちですが、夕日を見ながらカナダでの生活を振り返り、あらためて日本を思う、そんなゆっくりした時間が流れていたのでしょうか。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。