―ほんとうの日本を知ってほしい―

3月10日から12日までUBCの学生ユニオンビル内のコンコースでジャパン・フェアが開催された。東日本大震災から3年。立命館大学からUBCへ交換留学している大学生24人が手作りのポスター、パネルを作成展示し、地震と津波への正しい認識と日本観光の美しさをアピールした。3日間の来場者は総勢1000人以上、うちアンケート回答者は700人以上という大盛況だった。

『 KAROSHI 』

2012年にバンクーバーで初上演された、振付師、舞台監督、ダンサーのシェイ・キュブラー氏の『KAROSHI』がこの春BC州で再演される。カナダ人でありながら、日本の社会問題である過労死をテーマとした舞台作品を制作したシェイ・キュブラー氏にインタビューした。

小よく大を制する

1940年代前半、開祖の植芝盛平によって生まれた合気道。植芝は剣術や柔術、杖術などの日本武道の修行を積み、その奥義を極めた後、合気道を編み出した。攻撃を受けても相手を傷つけるためではなく、相手の勢い、力をかわしながら小さな力で、ケガをせず、相手にもケガをさせないで抑えるのを理想とする。合理的に体を使うことで、体格や体力に頼らない。『小よく大を制する』といわれるゆえんだ。

―人生の糧となる経験を 藤田将毅さん―

ブロードウェイの「まるりるカフェ」に笑顔で仲間を招き入れ、陽気に写真を紹介する青年の姿があった。彼はバンクーバーに英語留学中のパッチョこと藤田将毅さん。同店で開催した写真展最終日の3月2日、藤田さんを含む出展者4人、そして彼らの仲間たちでカフェは賑わいを見せた。

2月23日、バンクーバー日本語学校並びに日系人会館において、第16回お話発表会が開催された。
JALTA日本語教育振興会副会長・ベイリー智子さんは、開会のあいさつで、「学校の宿題やスポーツ、習い事の練習などに忙しい皆さんですが、カナダの学校の友達には経験のできない日本語の勉強をしています。自信を持って、日ごろの成果を発表してください」と出番を待つ生徒たちの緊張を解いた。
来賓を代表して在バンクーバー日本国総領事館・主席総領事の内田晃さんは「私が、英語を勉強した時は、何回も何回も繰り返し読んで、書いて覚えました。皆さんが、日本語を覚えるときも同じように繰り返すことで、いつの間にか身につくと思います。そして、日本とカナダの架け橋になっていただきたい」と来賓のあいさつを述べた。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。