現地調査に訪れた映画制作班。(左から)稲葉直人プロデューサー、脚本の奥寺佐渡子氏、美術の原田満生氏、朝日軍OBのケイ上西さん、石井裕也監督

 

 

妻夫木の役は製材所で働く日系二世で、チームではショートを守るレジー笠原。野球経験のなかった妻夫木は、約3カ月にわたるトレーニングを実施してのクランクイン。エースピッチャーのロイ永西役の亀梨和也、セカンドのケイ北本役の勝地涼、豆腐屋で働く捕手のトム三宅役の上地雄輔、サードのフランク野島役の池松壮亮はいずれも野球経験があり、吹き替えなしでのプレーと演技が注目される。
現地調査をコーディネートした記者は昨年、制作班に当地を案内した。日系博物館では石井監督が朝日軍OBのケイ上西さんから話を聞き、美術の原田満生氏がグローブやユニフォームの特徴を念入りに観察。
差別と戦いながらフェアプレー精神を貫き、日系人に誇りと勇気を与えた『バンクーバー朝日軍』の記録をもとに、奥寺佐渡子氏の脚本で稲葉直人プロデューサーの6年ごしの企画が実現となった。
栃木県足方に組んだロケ地には、当時のパウエル球場や日本人街を再現。バンクーバーでの撮影を経て4月下旬にクランクアップ予定とのこと。

 

日系博物館でユニフォームを見せる朝日軍OBのケイ上西さん(2013年撮影。現在92歳)

 

(取材 ルイーズ阿久沢)

 

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