すべては「ありがとうの心」…合掌からはじまる

 

 

何を始めるにも、まずは目と目を見つめあい、合掌する子どもたちの姿は、『愛らしい!』。暴力や「イジメ」などとはほど遠い、うちとけあったコミュニケーションの姿だ。
今、世界各地で起きている「イジメ」の原因の一つに、子どもたちの間に心の通ったコミュニケーション不足があげられている。『なんでもネット』の時代。心が乾いているのではないか。少林寺拳法の体と心の鍛錬によって、少しでも子どもたちの心を潤おすことはできないだろうか。

 

「私たちにbullyingはまったく縁がありません」とは…

入門して3年になるというチャン・トレンさんファミリー。長女、長男に続いて、いとこの姉妹も入門。父親のチャンさんは「入門する前までは、いつもうつむいているような引っ込み思案の子どもでした。日頃の生活の中でも感じます。積極性、創造力がついてきたようです」と。そんな子どもたちに「イジメ」は無縁。「イジメ」のターゲットになりやすいのが消極的で弱々しいタイプだというが、明るく、ニコニコ笑顔に『イジメ悪魔』は寄り付かないのだろう。

 

チャン・トレンさんファミリー

 

「本当のつよさについて」

少林寺拳法独自に生み出された技法を鍛錬すれば、必ず強くなれる。それは過去、多くの人々によって証明されてきた事実だが、それ以上に大切にされているのが、「何のために、どんな人間になりたいのか、人のために何をするのか…」を徹底追及する『人づくりの行』という独自の教育システムが貫かれている。

 

BC州公認非営利少林寺拳法会代表・正範士・橋本政明さんが教える
小さな力で防御する技の数々

 

攻撃をかわし、小さな力で、相手に「暴力の無意味」を教える

指導員の橋本政明さんによる模範演技で、襲われた時の防御法の一端が紹介されたが、見た目には実に簡単。相手の攻撃をかわしながら、その力も利用し、わずかな力で技を決める。決して、力に対し、力で対応するような所作は見られない。暴力の無意味を教えられる。
もちろん、こうした技術は一朝一夕に会得できるものではないだろうが、日々鍛錬する中で自然に身につくものだという。また、「技術はあくまでも手段」と位置づけられていて、少林寺拳法の中に採り入れられている行儀作法を通じ、相手を敬い、愛する心を育てていく。「イジメ」に対しても力で対応するのではなく、相手を包み込んで、かたくなな心を癒していく…そんな理想像を描けるのではないだろうか。

(取材 笹川守)

 


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