ブリティッシュ・コロンビア州政府は、最低賃金の引き上げを検討していることを25日明らかにした。シャーリー・ボンド雇用相は、州の好調な経済成長により消費者物価指数の伸び率以上の最低賃金引き上げ率を実現できる可能性があると声明を発表、これにより好調な州経済の恩恵を州民全体が受けることになると語った。ただ、賃金引き上げがビジネスにどう影響するかのバランスも考慮しなければならないとも語っている。

 現在の最低賃金は時給10・45ドルで、全国的に見てもニューブランズウィック州に次ぐ低さ。ボンド雇用相は、インフレ率ではなく経済成長率で引き上げ率を決める可能性を示唆している。BC州のことしのインフレ率は1・5パーセントと予測されているが、経済成長率は3パーセントと予測されている。ボンド雇用相は今春にも引き上げを発表し、実施は9月からになる予定と語った。

 BC州では最低賃金労働者数は2012年以降減少し、現在は賃金労働者全体の約5パーセント。その多くは学生などの15〜24歳の若者で占められている。BC労働組合連合は時給15ドルまでの引き上げを要求している。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州最大の不動産団体グレーターバンクーバー不動産協会(REBGV)が22日に、同州クリスティ・クラーク州首相に宛て、懸念を示す書簡を送っていたことがバンクーバーのタブロイド紙プロビンスが同書簡を入手して明らかになった。

 同協会広報はクレイグ・マン前会長の名前で書簡が送られたことを認め、あくまでも協会内で共有するものであり、公に発表する予定にはなっていなかったと語った。

 書簡内容は、今月クラーク州首相が不動産の脱法的転売行為、いわゆる「シャドー・フリッピング」について規則強化を発表したことに対する懸念を示すもので、「市場に制限を設けることは予測不可能な結果を招く」と、警告ともとれる文章が綴られている。さらに、メディアの過剰な反応にも懸念を示している。

 シャドー・フリッピングの実態は先月、全国紙グローブ&メールが記事を掲載し、BC州野党新民主党(NDP)の反応も加わって、メディアでも大きく取り上げられた。BC州政府はBC州不動産協議会に不動産売買に関する調査を依頼し、その結果を待って対策を講じるとしている。シャドー・フリッピングはマネーロンダリングも絡んでいる可能性があるとの指摘もされている。

 REBGVは先週開かれた年次総会で、不動産売買時に不正行為をした不動産業者への罰金をこれまでの1万ドルから3万ドルに引き上げることを、賛成多数で可決した。この総会で新会長に就任したダン・モリソン氏は、シャドー・フリッピングの問題があったことが罰金引き上げの理由ではないことを強調。現在の不動産価格を考えるとコミッションも増えているため罰金引き上げは妥当な判断、それまでの金額設定は古すぎたと説明した。前回の改定は2004年。罰金は3倍になったが、この間の不動産は3倍以上伸びている。

 

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 ナショナル・バンク・オブ・カナダは23日、2015年バンクーバー住宅購入の約3分の1が中国人によるものとの試算を発表した。

 バンクーバーの昨年の不動産販売額385億ドルのうち、127億ドル、33パーセントが中国人投資家によるもので、トロントでは630億ドルのうち90億ドル、14パーセントを占めていた。

 報告書を発表したピーター・ローテレッジ氏は、計算方法は安易で仮説に基づくものだが、信頼できる数字へ導くために役立てると思うと語っている。

 計算方法は、全米不動産協会とファイナンシャル・タイムズが行った77人の中国人富裕層への調査の二つのデータを基にしている。調査対象者数が低いことへの懸念があることはローテレッジ氏も認めている。

 この報告書は連邦政府が予算案を発表した翌日に発表された。予算案にはカナダ統計局の海外投資家調査への費用として50万ドルが含まれているが、正確な数字を調査するにはあまりにも少ないとの批判もある。ローテレッジ氏もそれに賛成したコメントを発表している。

 

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 水中ソナーを備えた水中グライダーで、クジラの行動を把握するとともに、大型船舶との衝突による事故死を防ぐ実験が、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島沖で行われている。

 この水中グライダーは、長さ約2メートルの魚雷に似た胴体にジェット機のような羽を備え、遠隔操作で自由に航行できる。

 この研究は、同州ビクトリアのビクトリア大学のほか、ノバスコシア州ハリファックスのダルハウジー大学や国内の研究機関が共同で行っている、クジラ調査のプロジェクトの一環として行われている。

 水中グライダーは23日、バンクーバー島西岸の町トフィーノの北の沖合にあるフローレス島から発進、西海岸北部の主要航路ーアメリカ・アラスカ州からプリンス・ルパート、バンクーバーを経てアメリカ・ワシントン州までーに沿った海域でのクジラの探索を行う。

 水中グライダーは搭載したバッテリーで約3週間行動でき、その間水中ソナーでクジラの位置情報などのデータを記録する。そして定期的に浮上し人工衛星にそのデータを送信、この情報を受信した船舶は、航路上のクジラをいち早く把握して衝突を避けることができる仕組みだ。

 またこのソナーは、クジラの発する音からその種類を特定する機能も持つ。ビクトリア大学クジラ研究所所長のデイビッド・ダッフスさんによると、今回の調査海域はコククジラやザトウクジラの生息域とみられているほか、絶滅危惧種のシロナガスクジラやナガスクジラ、イワシクジラが確認されるチャンスもあるという。  実際、絶滅危惧種のなかでも危険度が高い太平洋セミクジラが2013年に、カナダの領海内では実に62年ぶりにこの海域で確認されている。

 このような水中グライダーを用いた調査は、ダルハウジー大学が大西洋セミクジラの生態調査のため2年ほど前から行っている。また大西洋側では、船舶との衝突が絶滅危惧種クジラの死亡のメジャーな原因のひとつになっているという。

 一方、太平洋側ではデータが不十分なため、衝突がどれほどクジラの脅威になっているかは解明されていない、しかし、その危険性は大型クジラにはつきものであるとダッフスさん。クジラ生態学者として、今回の実験から得られる発見には関係者全員が胸躍らせていると取材に答えていた。

 

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 最年少で国会議員に当選し、議員引退後はメディアで政治コメンテーターとして活躍していたジャン・ラピエール氏(59)が29日、飛行機墜落事故で死亡したことが分かった。25日に死亡した父親の葬儀に出席するために、家族と共にチャーター機でケベック州マデレーヌ諸島に向かっていた。飛行機は着陸直前に墜落。カナダ運輸安全委員会が事故原因を調査する。同乗していたラピエール夫人、同氏兄妹3人、乗務員2人、合わせて7人の死亡が確認されている。

 自由党から立候補し23歳で初当選。一時ケベック連合に所属していたこともあったが、2004年に再び自由党で当選するとポール・マーティン政権では運輸大臣などを務めた。議員引退後は主にケベック州で政治コメンテーターとして活躍。突然の訃報に国会は悲しみに包まれた。

 

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