ブリティッシュ・コロンビア州2選挙区で2月2日、補欠選挙が行われ、両選挙区とも新民主党(NDP)候補が当選した。

 補欠選挙が行われたのは、コキットラム‐バーク・マウンテン選挙区とバンクーバー‐マウント・プリザント選挙区。両選挙区とも、前議員が昨年10月に行われた連邦選挙への立候補のため辞職し空席となっていたため、1月5日クリスティ・クラーク州首相が補欠選挙を発表した。

 バンクーバー‐マウント・プリザント選挙区は、NDPジェニー・クワン前州議員の選挙区で、1996年からNDPが常に優勢だった。今回もそれをそのまま引き継ぎ、マラニー・マーク候補が大差で当選した。マーク議員はBC州議会初の先住民族出身女性議員となる。

 一方コキットラム‐バーク・マウンテン選挙区は2009年に新設された時から、自由党ダグラス・ホーン前議員が議席を守ってきた。しかし今回は接戦の末、NDPジョディ・ウィケンズ候補に自由党候補者ジョアン・アイザックス候補が敗北した。

 自由党は補欠選挙に弱い。最近では2人しか当選していない。そのうちの一人がクラーク州首相。2013年の選挙で落選したクラーク州首相は、違う選挙区の議員に辞職をしてもらい、補欠選挙で自身が立候補して当選した。

 BC州では来年、州議会議員選挙が行われる。5回連続政権を狙う自由党政権にとって、今回の結果は懸念材料となった。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は2月1日、ブリティッシュコロンビア大学で長年にわたって話し合いを行ってきた、同州北部グレート・ベア・レインフォーレストでの森林保護区域がようやく合意に達したと発表した。

 これにより、同区域の約85パーセント、310万ヘクタールで、森林伐採が禁止となる。残りの区域も条件付きとなる。

 BC州北西部、ハイダグワイの東側対岸の海岸線に位置し、南はディスカバリー・アイランドから北は米国アラスカ州境界近くまでを範囲としている。世界でも類を見ないユニークな生態系が残されていることで知られている地域。ブラックベアの遺伝子変異による全身真っ白の通称スピリットベアの生息地としても有名で、オルカやグリズリー、樹齢の長い原生林など、手つかずの自然が残る、世界で最も広い海岸温帯降雨林地域でもある。

 今回の発表には、合意に達した州政府、先住民族、環境保護活動家、林業関係者が出席した。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州クリスティ・クラーク州首相は2月1日、州政府が州内、特にメトロバンクーバーの不動産について海外投資家の影響がどの程度あるのかを調査していることを認めた。

 クラーク州首相はこれまで、昨年6月の調査結果で、海外投資家が関わっているのは5パーセント以下だったことを理由に、海外投資家による不動産価格高騰への影響は限定的との見解を示していた。

 しかしこの日、州営機関BCハウジングが約1年、調査に関わっていることを明らかにした。前日のプロビンス紙でその事実を示す記事が掲載されたことで、質問された時に認めざるを得なかった形だ。

 バンクーバーの急騰する不動産市場については、これまで何度も海外投資家の影響の可能性について疑問が沸き起こり、警鐘も鳴らされてきた。しかしBC州政府は特に対策を講じることはなく、詳細なデータを公表し対策の必要性がないことを証明することもしてこなかった。クラーク州首相は先週、記者に対し、「現在土地を所有している州民の不利益になる可能性があるため、不動産価格を鎮静化する対策を現時点で講じる予定はない」と公言した。

 しかしこの日、内密に調査を行うよう指示していたことが明らかになった。新民主党(NDP)デイビット・イービー議員は、これだけ注目を浴びている、州民にとって最も関心の高い問題についての調査を内密にする必要はないのではないかと批判した。

 

 国内2番目の航空会社ウエストジェット社は2月2日、2015年第4四半期の収支報告書を発表、座席有効マイル数当たりの収入で2009年以来となる急減となったと報告した。収入は3・6パーセント減、営業利益は14パーセントから11・8パーセントに減少した。

 この発表を受け、株式は1日の下落幅では2002年以来となる大幅下落の11・5パーセント、一時約3年ぶりの低い水準となる16・55ドルまで値を下げた。

 特にアルバータ州での減収が顕著で、原油価格急落による影響がここにも表れている。ウエストジェットはアルバータ州に本社を置き、低価格航空会社としてアルバータ州、カナダ西部を中心に路線を展開。石油産業を主要産業とする同州で、好調な石油天然ガス関連企業の恩恵を受けてきた。現在では、国内、アメリカ、中米のみならず、ヨーロッパ線にも進出している。

 しかし、2014年半ばから始まった原油価格の急落が時間差で直撃。同社によれば、第4四半期も後半になって急に影響が出始めたと語った。同州発着便は同社の約40パーセントを占めるという。ただ他の路線でのこれほどまでの急落は見られないため、今後はバンクーバーやトロント線を強化していく必要があると語った。アルバータ州でも第2四半期以降は持ち直すのではないかと予測している。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドの公共交通機関で、電子乗車券コンパスカードの導入が進んでいる。これに伴い紙製回数券の使用は漸次終了していくが、そのため今まで用いられていた追加料金の支払いを回避するテクニックが、使えなくなる。

 それはカナダラインの、空港線初乗り料金。バンクーバー国際空港側から乗車する場合、空港線建設費用の負担分として5ドルの追加料金を払わなければならない。今までは紙製回数券で空港駅から乗車することで、この上乗せ料金を回避する人が多かったが、コンパスカードではこれができなくなる。

 ちなみにコンパスカードであっても、定期券(マンスリーパス)や一日乗車券(デイパス)からは、この追加料金は徴収されない。

 

 

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