東日本大震災発生から1年。東北地方に縁があり、現地での支援活動の経験もある真澄さん、ジョーさん(仮名)に、地震発生から今日までを振り返ってもらった。
2月19日、「お話発表会」が、バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホールで開催された。小学科14人、中高科2人、初級4人総勢20人が、日ごろの日本語の勉強の成果をいかんなく発揮した。会場を埋めた父兄たちは、発表するわが子以上に緊張の面持ち。壇上のわが子の写真撮影に大忙しのハッピーデーであった。
昨年の3月11日に東北地方を中心に、日本に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。映画監督でもある日系3世のリンダ・オオハマさんは、震災直後から、『がんばれ日本!』コンサートを開催しての義援金集めや、続いて被災した子どもたちとカナダの子どもたちをキルトでつなぐプロジェクトなど、精力的に支援活動に関わってきた。
キルトプロジェクトは、大震災で心に大きな傷を負った子どもたちをサポートしたいと、リンダさんが発案したもので、カナダの子どもたちに希望や友情のメッセージを布に表現してもらい、それをボランティアが2枚の大きなキルトに縫い上げた。昨年6月からは日本を訪れ、被災地などで、このキルトの巡回展示を行っている。カナダからのキルトを見た日本の子どもたちが、お返しのメッセージをこめてキルトを描き、インタビューの時点で2枚のキルトは14枚になっている。一時帰国中のリンダさんに話を聞いた。
2月11日午前9時半、太鼓の音と共に、マクマス高校において、スティーブストン剣道クラブ主催50周年記念大会が開会した。38道場約350人の選手が参加し、5カ所のコートを使い試合が繰り広げられた。会場を一層盛り上げたのは30チームが参加したシニア、チーム戦、各道場の代表選手の戦いとあって、観戦している人も選手に声援を送り、一本入るたびに熱い拍手が贈られた。試合は6時過ぎに幕を閉じ、50周年記念大会は成功裡に終わった。
初演の幕が下りると、劇場内は満場の拍手に包まれた。鳴り止まない拍手が、観客の思いを代弁した。
劇団文化座による「千羽鶴」のバンクーバー初公演。2月10日にブリティッシュ・コロンビア大学フレデリック・ウッド・センターで初演を迎え、翌日には2回上演。ソルト・スプリング・アイランド、ビクトリアでも上演した。