こだわりの素材で揚げたてのとんかつ

『とんかつ新宿さぼてん』は1966年に1号店を開店して以来、日本を拠点に韓国、台湾、シンガポール、タイ、香港、中国など約500店舗を持つとんかつの老舗。「ジューシーな肉にサクサクの衣。油気が少なくとてもヘルシー」と絶賛するフェアチャイルド・グループ(アバディーンセンターを運営)の代表取締役会長トーマス・ファング氏と、以前からカナダに着目していた(株)グリーンハウスフーズ代表取締役の田沼千秋氏との間で話が進み、北米1号店がオープンした。
「限定したカナダ産豚肉に、パンを焼いて作るパン粉。ソースは北海道富良野で作る特製です」と田沼氏。こだわりの素材を、日本や香港でトレーニングを受けたスタッフがプロの技ですばやく揚げてくれるのが特徴だ。とんかつのほかに、エビフライ、ヒレかつサンドなどもあり、テイクアウトも可。
式典では「マルチカルチャーなリッチモンドで『さぼてん』を歓迎します」とブローディー市長の祝福を受け、関係者らがリボンカットをした。
今後はレストランとして事業拡張も計画中という。揚げたてのとんかつが食べられる『さぼてん』で、またひとつ日本の味が近くなったようだ。
(取材 ルイーズ阿久沢)

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。