2019年3月14日 第11号

庄司蛍乃佳さん

 

庄司蛍乃佳(しょうじ・ほのか)Honoka Christina Shoji: 9歳よりハープを始める。2014〜2017年キワニス音楽祭金賞。2017年キワニス音楽祭トム・リー・エクセレンス ミュージックアワード受賞。2017バンクーバー国際音楽コンクール(VIMC)銅賞。2013年よりバンクーバー音楽院オーケストラ在籍。2018年11月『エリート国際音楽コンクール』(Elite International Music Competition)でファーストプレースに認定され、副賞として2019年2月、ニューヨークのカーネギーホールで演奏。
ミュージカル、フランス語が好きで、現在の興味はPhotoshopを使ってファッション・フォトグラフィーをデザインすることなど。

世界各地でオーディションを勝ち抜いた上位入賞者がニューヨーク・カーネギーホールで演奏できるという『エリート国際音楽コンクール』(Elite International Music Competition)。ブリティッシュ・コロンビア州では昨年11月に審査が行われ、初めてエントリーした庄司蛍乃佳さん(17)が弦楽器・シニア部門で高得点を得てファーストプレース(1位)に輝いた。

2月18日にニューヨークでの演奏を終えた蛍乃佳さんに話を聞いた。

 

『エリート国際音楽コンクール』について教えてください

 6歳から22歳までが出場できるコンクールです。ピアノ、弦楽器、声楽部門があり、ハープはバイオリン、チェロと一緒の弦楽器部門です。マルチプル・インストロメンツの世界大会なので、非常に苦戦を強いられました。  

何という曲を演奏しましたか? 

 『Etude de Concert: Au Matin』(By Marcel Tournier)という曲です。ハープという楽器の良いところを引き出すことができ、弾き方にフレンチスタイルの美しさが出ているからです。

 朝靄が明けていくイメージを意識して演奏しました。

結果発表の時の気持ちは?

 驚いたのと、やっとひとつのステップを踏み出せたという気がしました。優勝というのはなく、ある一定の高得点者がファーストプレースと認定され、カーネギーホールでの演奏権が譲渡されます。これは、世界各国でファーストプレースを取った人達のリサイタルです。

カーネギーホールの印象は?

 268人入るWeill Recital Hallという会場だったのですが、さすがに世界の音楽家がゴールとして目指すのがわかるなと思いました。音響も素晴らしく、会場も綺麗で歴史のある場所だと感じました。

 さすがカーネギーホール! と思ったのは、ホール入り口に無料のコフ・ドロップの入ったボックスが設置してあったことです。

そこで演奏した感想は?

 大竹美弥先生のほかの生徒も一緒に行ったので、心強かったです。楽屋で出演待ちの間に話せたことは楽しかったです。

 本当は母と一緒に行く予定でしたが、急に私ひとりで現地に飛んでホテルにチェックインし、準備をして、母は演奏当日の早朝にニューヨーク入りを果たしました。急きょ予定が変わったことで頭がいっぱいのまま演奏に入ったので、緊張しませんでした。

 本番前はたいてい、その曲のイメージ、伝えたい物語のことを考えます。

ニューヨークはどんな町でしたか?

 初めて行きましたが、時間の流れ方、人の冷たさなど、異世界と感じました。バンクーバーにいる時よりも、通り過ぎる人、出逢う人、一人一人に人生があると感じました。

今後の予定は?

 今12年生で、音大進学が希望です。まずカナダの学校に行き、将来的にはアメリカやヨーロッパも考えています。大学ではコンチェルト(協奏曲)、他楽器と演奏する時の調和、協調なども勉強したいです。いつかオーケストラと弾いてみたいです。

どんな演奏家になりたいですか?

 言葉を使わなくても伝わるものがあるということを伝えたいです。尊敬する演奏家は大竹美弥、イザベラ・モレッティ、エリザベス・ハイネン。みんなハーピストです。

(取材 ルイーズ阿久沢 / 写真提供 庄司千佳さん)

 

庄司蛍乃佳さん

 

カーネギーホール

 

 

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