2019年12月19日 第51号
原田真帆
Maho Olivia Harada
4歳からスケートを始め、10歳で本格的なフィギュアスケートの練習のため、リッチモンドの Connaught Skating Club に移り、Keegan Murphy および Eileen Murphyに師事する。
2019 Canada Winter Game - Pre-Novice部門で第4位。趣味は料理や絵を描くこと。
フィギュアスケート選手、原田真帆さん。得意な技はルッツ
昨年度は『2019年度北米カップ』にフィギュアスケート・カナダ代表として出場し、12位にランキングした原田真帆さん(14)。今年度も、ブリティッシュ・コロンビア州代表としてアルバータ州エドモントンで開催された『2020年度SKATE CANADA CHALLENGE, EDMONTON』に出場した。期待のフィギュアスケート選手に話を聞いた。
いつからスケートを始めたのですか?
4歳ごろからレクリエーションセンターの『CanSkate』というプログラムに通い始めました。初めて氷の上に立ったときはまったく滑れず、転んでばかりでとても悔しかったです。
母がいろいろなスポーツを私に体験させたかったそうで、幼少の頃はスケートだけでなく、ジムナスティックや卓球など様々なスポーツを体験し、7歳ごろにスケートだけを続けることに決めました。
国際レベルの大会にも出場していますね。
大会はとても緊張します。緊張しすぎるとせっかく練習したことが台無しになってしまうこともあり、メンタルをうまくコントロールして大会に臨むことが課題です。
費用に関して工夫していることはありますか?
コーチ代、衣装代、スケートブーツやブレード、遠征費など、費用はすごくかかります。衣装に付けるラインストーンは母と私で作業して、節約しています。
学校とスケートとの両立はどうしていますか?
お昼の練習や大会などで学校を早退したり休んだりする日が多かったのですが、小学校を卒業してからオンラインスクールを選択したため、いつでも自分のペースで勉強ができるようになりました。週に2日は学校に行き、直接先生に質問ができます。アートと数学が得意です。
高度な技(エレメンツ)が要求されますね。
フィギアスケートは技が1度できたからといって、いつでも必ず同じことができるとは限らないため、同じことを何度も何度も繰り返し練習し、自信をつけていくことが大変です。練習した技が大会でうまくできたときは、とてもうれしいです。
得意な技はルッツです。トリプルルッツの着氷の確率を上げる練習を頑張っています。
あこがれの選手、将来の夢は?
羽生結弦選手と坂本花織選手です。羽生選手のジャンプはブレがなく美しく、すべてが完璧なところがあこがれです。坂本選手の表現力やスケートのスピードやダイナミックなところにあこがれています。
将来は、アイスショーでいろいろなところに行きたいです。
(取材 ルイーズ阿久沢 / 写真提供 原田昭子さん)
2018年の大会にて。(左から)コーチのアイリーン・マーフィーさん、原田真帆さん、コーチのキーガン・マーフィーさん(撮影・原田幸宏さん)
2019カナダ・ウィンターゲームにBCチーム代表として参加
原田真帆さん(撮影・ルイーズ阿久沢)