今回のまるごとカナダでは、最近ニュースで話題になっているキューバにフォーカスしたいと思います。キューバと言えば、カナダの住人の間では、バケーションで有名ですよね。比較的近くて安価で行けてしまうので、毎年約120万人ものカナダ人がキューバに入国し、キューバへ訪れる外国人観光客数ではダントツ1位を保っています。私が初めてキューバに行ったのは今から10年前。きれいなビーチにカラフルな町並み、そしてフレンドリーなキューバの人たちと、すっかりこの国に魅了されてしまいました。お隣の合衆国では、外交上、この社会主義国への入国が禁止されていたこともあり、キューバに旅行できるという特権はさらに感謝すべきものでした。

 そして昨年7月、合衆国とキューバの国交が回復しました。1961年の断交から54年ぶりの国交再開となります。2月に訪れた首都のハバナでは、町のいたるところで道路やビルの工事が進んでおり、当日雇っていたキューバ人ツアーガイドさんは「この大掛かりな工事はアメリカ人観光客のためなんだ。国交回復が決まってからどこへ行っても工事だらけ」なんて話していました。キューバ側は今後増えるだろうアメリカ人旅行客を意識し、早速インフラ整備に力を入れているようです。

 先月20日にはオバマ米大統領がキューバを公式訪問し、合衆国・キューバの両国に各大使館も設置されました。国交回復は嬉しいニュースとなったもの、キューバへの旅行客ナンバー1を誇るカナダに対して、今後も引き続き親近感を保ち続けてくれるのか、それともこれからはアメリカ人優遇となってしまうのか。またこの美しい文化や町並みがアメリカナイズされることなく、従来どおりのキューバを保てるのか。物価も上がってしまうのではないだろうか。と、今後のキューバーがどう変化していくのか気になるところです。

 

キューバの首都ハバナ

(小倉マコ)


 ■ 筆者プロフィール

カナダ在住ライター。新聞記者を始め、コミックエッセイ「姑は外国人」(角川書店)で 原作も担当。

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