今年3月にバンクーバー市BCプレースで開催された7人制ラグビー男子カナダセブンズと並ぶ女子大会、7人制ラグビーHSBC女子セブンズシリーズ第4戦が16、17日、ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市近郊のラングフォードで開催された。世界から12カ国が参加。今夏ブラジルで開催されるリオデジャネイロオリンピック正式種目としても注目されている。

 試合は1プール4チーム、AからCの3プールに分かれ、1日目にプール内総当たり戦、2日目プレーオフが行われた。日本とカナダは、強豪イングランド、アイルランドと同じプールC。日本の初戦はカナダ戦で、38ー0でカナダが圧勝した。

 プールCは1位カナダ、2位イングランド、3位アイルランド、4位日本で、カナダとイギリスがカップ戦に進んだが、カナダは1回戦でプールA2位のフランスに敗れ、結局5位に終わった。プールC2位のイングランドは1回戦でプールB2位のアメリカに勝利すると、そのままの勢いで、強豪オーストラリア、ニュージーランドを破り優勝した。日本はイングランド相手に22ー28と健闘したものの、結局今大会1勝もできないまま、最下位に沈んだ。

 男子がシーズン10大会を開催するのに対し、女子は5大会。第4戦を終え、首位はオーストラリア、カナダは4位、日本は11位となっている。日本も、カナダも、リオ五輪への出場権はすでに獲得している。

 

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 オンタリオ州ブランプトンの男が、子犬窃盗の容疑で逮捕された。

 今月上旬、トロント市警察に子犬盗難の通報があった。通報したのは子犬の所有者で、子犬の購入希望者と指定場所で会ったところだった。その場所には男4人組が現れ、ショットガンとみられるものを男に向け、子犬を奪って車で現場から逃走したという。

 捜査の結果、先週末にクリストファー・ランパーソード容疑者(20歳)が、模造銃を用いた武装窃盗の罪で逮捕、訴追された。

 また容疑者の自宅からは、今回の件で盗まれた子犬は発見されなかったものの、盗難届けが出されていない別の子犬が保護された。警察はこの子犬をもとの持ち主に返す予定だ。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドの中心部で17日深夜、不審火が発生した。

 場所は同市No.3ロード沿い、カナダラインの終点リッチモンド・ブリクハウス駅のほぼ正面にあるアパートで、午後11時ごろに通報があり消防隊が駆けつけた時には、6階から煙が激しく出ているのが確認された。

 メディアが入手した情報によると、何者かによって火炎瓶が投げ込まれ、火災が発生した模様。火は備え付けのスプリンクラーが作動して間もなく消し止められた。

 また住人によると、このアパートに損害を被らせるような行為があったのは、この1週間で2度目だという。前回は発煙弾が投げ込まれたほか、いやがらせの落書きが見つかった。

 RCMPは出火の原因は特定できていないとしながらも、不審火の線で捜査を進めているとメディアに答えている。また、けが人がでなかったことは不幸中の幸いだったとも語り、近状の防犯カメラの映像の分析と、目撃者の聞き込みを行っている。

 

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 2週連続アウェー戦のバンクーバー・ホワイトキャップスFCは16日、リアルソルトレイクと対戦。接戦ながらも0ー1で黒星を喫し、2連敗となり引き分けを含む3試合勝ち星なしとなった。

 この試合、キャプテンのMFモラレスはケガで欠いていたものの、前試合では同行しなかったFWオクタビオ、MFラバ、MFボラノス、MFメスキーダが復活。オクタビオをワントップとする4ー2ー3ー1布陣に戻り、前半はゴール好機を作った。しかし得点できないまま55分に失点すると、後半は得点好機もなかなか作れないまま終盤へ。FW工藤が78分から途中出場したが、流れを変えることはできず、そのまま敗れた。

 ホワイトキャップスは3試合連続無得点。昨季後半以上に、得点力不足が深刻な状態になっている。ここまで試合を消化し、2勝4敗1分勝ち点7で9位に沈んでいる。

 今月は、23日にFCダラス、27日にスポーティング・カンザスシティとホームが2試合続く。ホームゲームをきっかけに盛り返せるか、変則なスケジュールが続く中、すでに前半の正念場を迎えている。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの、ヘイスティングス・パークにあるラグビー/サッカー場エンパイア・フィールドに、新しい芸術オブジェを建設する計画が進んでいる。

 シアトル在住のアーティストによる『ホーム・アンド・アウェー』と名づけられたオブジェは、まるでスキーのジャンプ台を連想させるような、幅の狭いV字型の観客スタンド。スコアボードからヒントを得たといわれる原案が一年前に提示された時には賛否両論が巻き起こったが、このたびその最終デザインが決まった。

 予算40万ドルのこのプロジェクトは、昨年春には公園委員会が一般市民からの意見を得るため、プロジェクトを遅らせた経緯もあるが、調査に参加した400人あまりの人の大半(90パーセント以上)は、プロジェクトに対し好意的、もしくは中立の意見で、建築物が大きすぎるとか周囲の景観を損ねるといった理由の反対意見は少数にとどまったという。

 いずれにせよ、高さ14・6メートルという、そのスタンドの高い位置からでも観客が安全に景観を楽しめるようにするため、公園委員会は安全性に問題がないかどうかの調査に重点を置いており、また様々な許可や認可を得る必要があることから、竣工は早くて10月になる見込み。

 この芸術的観客席の設置は、ヘイスティングス・パークのリニューアルプロジェクトの一環として行われる。大型予算と何十年という単位のスケジュールで行われているこのプロジェクトでは昨年夏、1000万ドルをかけた同パーク内の様々な運動施設を備えたプラトー・スポーツ・パークのリニューアルと、エンパイア・フィールドへの新しい競技コースの設置が完了している。

 

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読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。