2017年3月16日 第11号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


事前に気をつけるべき
■アレルギー性鼻炎■

春の訪れを感じるこの頃ですが、アレルギー性の鼻炎に悩む方にとっては、つらい季節の到来です。 アレルギー性の疾患は、環境の変化、体調の変化で発病したり、ひどくなったりしますが、日常生活で少し気をつけると、ずいぶん症状が軽くなります。鼻炎でお悩みの方、ひどくなる前にぜひ以下を参考にしてください。

●まず鼻の病気(鼻炎、鼻づまり、蓄膿症など)の原因は何か?

(1)体のゆがみ
・首の姿勢が悪い(首のゆがみ)→鼻への血行が悪い
・肩、首がこっている(硬い)
・頭蓋骨が下垂している
・腰、腹の力が抜けている など

(2)食事のかたより→カルシウム不足で粘膜が弱っている

●日常、何に気をつければよいか?

(1) 姿勢を正す=体重がかかとや小指(外側)にかかりやすいので、内ももに力を入れ、親指に力を充実させるような歩き方、立ち方に変えること。上体は腹筋で支える。

(2) 食事を正す=カルシウム、ビタミンB、Cを多く摂り、糖質、肉類、でんぷんを控える。 ねばねばした食品が粘膜を強くする(オクラ、なめこ、納豆、ゼラチンなど)

(3) 鼻を洗う=難しければ、顔を洗うついでに鼻の穴を指で洗うこと。効果大!

(4) 足の血行をよくする=鼻は足と関係し、足が弱ったり、冷えると鼻の通りも悪くなる。足の筋肉を鍛えること。((1)とも関連する)

●自分でできる治療法

(1)頭蓋骨をしめる法=顎を強く押さえ、口を大きく開こうとする。

「アキレス腱」を伸ばすと頭蓋骨がしまる。(ヨガのポーズ参照)

(2)首のゆがみを正す法=両目で鼻先を見る。(視軸矯正法でもある)

(3)鼻をつまむ=鼻がかわく、くずくずする、くしゃみが止まらない時、指で鼻をつまんでもむ。

(4)冷水のシャワー=お風呂(シャワー)の最後に腕とひざ下に水をかける。血行をよくし、体質改善をする。

●鼻炎によい「ヨガのポーズ」

(1)首のこり、固まりをほぐし、頭蓋骨をしめる

 

(2)首を充分に伸ばし、首のゆがみを正すポーズ

 

 

(3)リラックス、首のこりをほぐし、首から上の血行をよくする。

 

 

*どれも、はずみをつけず深い呼吸でゆっくり行い、ゆっくりもどること。

 さわやかな春を迎えられますようお祈りします!

 

≪和子からの一言≫

  鼻炎と首はとても深い関係にあります。首周りが硬まりやすい人は、充分に温めたり、無理なくストレッチをして柔らかくほぐしてあげてください。Kazukoヨガでは、希望に応じて、鼻炎や花粉症に効果的なヨガ的鼻うがいの方法をお教えしています。興味のある方はご連絡ください。

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Yasel Danceスタジオ (4603 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。