2016年11月17日 第47号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


■ 賢く食べる■

日本では「食欲の秋」といいますが、読者の皆様はいかがでしょうか?「一年中食欲があって…」という健康な方もいらっしゃるかも? 今月は「賢く食べる法」→「各人に不足しやすいビタミン」についてアドバイスしてみましょう。

● お酒大好きなあなたの不足しやすいビタミンは?
 →ビタミンB1
肝臓でアルコールが分解される時ビタミンB1が必要。食べないで飲むタイプの人、逆に食べ過ぎてしまう人も胃腸に負担をかけるので注意。また肝臓の負担を軽くするにはB2、B12などビタミンB群を充分に摂ること。飲む前にビタミンCを補給すると二日酔いが軽いというのも覚えておくとよいでしょう。

● タバコ大好きなあなたの不足しやすいビタミンは?
 →ビタミンC
タバコは「百害あって一利なし」。やめるのが一番よい方法ですが、やめられない方はせめてビタミンCを充分に摂ってください。タバコを一日一箱吸う人は、吸わない人の約40倍のビタミンCが消費されます。

● 甘いもの大好きなあなたは?
 →ビタミンB1、カルシウム
砂糖は太りすぎ、生活習慣病の原因となるのはご存じのはず。体も酸性化して疲れやすくなります。糖分をエネルギーに換えるのにビタミンB1が必要。また砂糖はカルシウムも浪費させます。カルシウムが不足するとイライラしやすく集中力がなくなります。甘いもの大好きな方は注意して!

● スポーツ大好きのあなたは?
 →ビタミンB群、C
運動中、ビタミンB群やCはどんどん消費されます。スポーツする前に摂るのがベター。激しい運動は体に対してはストレスのひとつ。疲労回復にビタミンCを摂りましょう。

● ストレスを感じているビジネスマンや勉強で忙しい学生の方は?
 →ビタミンB1、C、E
先月号でもお話しましたが、心身いずれも、ストレスを感じると下垂体から副腎に信号が送られ、副腎皮質ホルモンが分泌されます。  その際、ビタミンCとEが必要。ストレスが続くとビタミンC不足になるのでいっぱい摂りましょう。ストレスに強い体にするためにはビタミンB1を摂ってください。

=ビタミンと食品=
・ ビタミンA:緑黄色野菜(人参、かぼちゃ等)、レバー等
・ ビタミンB1:小麦、米の胚芽、そば、ごま、スキムミルク等
・ ビタミンB2:チーズ、のり、干し椎茸、納豆等
・ ビタミンB12:貝類、牛、鶏肉、チーズ、いわし等
・ ビタミンC:くだもの、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン等
・ ビタミンD:さば、いわし、まぐろ等
・ ビタミンE:植物油(ごま油など)、玄米等

≪ 和子からの一言 ≫
 近年はビタミン剤のサプリメントが豊富です。しかし「一物全体食」という言葉があるように、一部だけ除いたものや体に良いといわれるものだけを極端に摂取するのではなく、大根の根も葉も食べるように、全体を食べるようにすることで、バランスのとれた栄養を取り入れるようにしてみてください。
 「医食同源」食べ物はあなたの体を作ります!

(文 池側 和子)

 


〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール

<午前のクラス>
(火) 10:00〜11:00 Yasel Danceスタジオ(4603 Main St. Vancouver)
(水) 10:15〜11:15日系センター(6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木) 10:00〜11:00プレゼンテーションハウス(333 Chesterfield, North Vancouver)
(金) 10:00〜11:00キツラノスタジオ(1680 West 6th Ave. Vancouver)
<午後のクラス>
(火) 1:30〜2:30 スティーブストンコミュニティセンター(4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。
ヨガ・インストラクター 池側和子778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。