2016年10月20日 第43号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


■ ストレスをとるヒント ■

秋です。バンクーバーの街路樹や山々も紅葉で染まってきました。季節の変化は楽しいものですが、季節の変わり目になると体調が崩れるとか、持病が出るとか疲れやすくなるという方も多いはず…気温の変化も人間の体にとっては、ストレスのひとつです。 そこで、今回は「心身のストレスを早く回復させる法」をご紹介しましょう。

(1)深い呼吸をすること!
 心身が疲れている時は、必ず呼吸が浅くなっています。まず深い呼吸をしましょう。ヨガのポーズでは「くつろぎのポーズ(シャバアサナ)」がよいでしょう。

 

 仰向けでグターっと体重を大地にあずける感じ、どこにも力をいれない。この状態で深く呼吸を続け、吐く息で全身の力をスーッと抜く。

 ストレスを感じた時、心が不安定でイライラするとき、いつでも行なってみてください。

 

(2)心身の疲労に効くツボ「労宮」を押す。

 

(3)ビタミンC、B1、Eをちゃんと摂る。
 ストレスを受けると、下垂体から副腎に信号が送られ盛んに副腎皮質ホルモンが分泌されます。そのときホルモンの合成に必要なのが「ビタミンCとE」です。ストレスが続くとこれらのビタミンが不足しやすくなります。

・ビタミンC:抵抗力・回復力を高める。(ブロッコリー、芽キャベツ、ほうれん草、ピーマンなど)
・ビタミンB1:ストレスに強い体づくりに必要。(小麦胚芽、ごま、豚肉、大豆など)
・ビタミンE:老化防止。(植物性油、ごま油、玄米、アーモンドなど)

 

(4)自律神経を整える。 (体温をコントロールしているところ)
 気温の変化に体がついていけない方は、自律神経の通っている「背骨」を動かして刺激してみましょう。

いすに座ってできる簡単なポーズ

 

どちらも簡単です。いつでもできる範囲で行なってください。

≪和子からの一言≫
 秋は「食欲の秋」ともいわれます。食欲の任せるままいつも満腹状態で食べていては胃腸にストレスを与える結果になります。おいしい実りの秋も、ちょっとしたマインドフルな食べ方をして「腹八分目」で堪能してみてください。

(文 池側 和子)

 


〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール

<午前のクラス>
(火) 10:00〜11:00 Yasel Danceスタジオ(4603 Main St. Vancouver)
(水) 10:15〜11:15日系センター(6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木) 10:00〜11:00プレゼンテーションハウス(333 Chesterfield, North Vancouver)
(金) 10:00〜11:00キツラノスタジオ(1680 West 6th Ave. Vancouver)
<午後のクラス>
(火) 1:30〜2:30 スティーブストンコミュニティセンター(4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。
ヨガ・インストラクター 池側和子778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。