2016年9月29日 第40号

 8月下旬から9月上旬にかけ、バンクーバーで開催された、年齢別スポーツの祭典であるアメリカズ・マスターズゲームの水泳に出場し、トロントに帰って来たら、創立1周年になる唱歌合唱の集いの仲間が祝勝会をしてくださいました。

 50歳以上が入会資格の、認知症予防のためとして、JSS(日系ソーシャルサービス)が主宰するこの歌の会はメンバーは、会場の出口が一つしかないので、消防法に基づき10人に限られ、発起人の2人の女性がキーボードとウクレレで伴奏されています。70年以上も唄ったことのない曲を、不思議なことにメロディーだけは覚えており、歌集を見ながら口から出てくる歓びは、日頃のアルツハイマーを吹っ飛ばしてくれました。中学で習ったフォスターのアメリカ民謡やスコットランド、アイルランド、イタリア、ドイツ等々の民謡なんかも歌集に載っており、英語の発音なんかは今の方が良くなっていて、子供の頃より楽しく唄えます。

 トロントには、この他にも今世紀初頭に発足した歌声喫茶の会もあり、僕も最初から10年間は世話人のひとりとして東京新宿の歌声喫茶「ともしび」常連の皆様との合同合唱の集いをトロントで開催したりしました。15年を超え、会員は100人近くに増加し、春夏秋冬の集いには毎回50人前後が声を合わせ?唄っています。歌声の会はカラオケと異なり、歌の上手下手は関係なく、みんなのリクエスト曲を皆で一緒に唄う連帯感があります。

 トロントでは、今や国際語にまでなったカラオケも、日系文化会館では隔週やっており、西本願寺の仏教会館や日系老人ホームの紅葉会館でもやっていますが、僕は家庭的で和やかな月例のトロント元気会のカラオケ部門で専ら軍歌を唄ってます。「空の新兵」や「暁に祈る」等の戦時中に学校で唄わされた軍歌の数々には、意外と名曲が多く、日本軍が連戦連勝してた頃を偲んでいます。僕も終戦直後に巷に流れた灰田勝彦や岡晴男なんかの唄った流行歌をたまには唄いますが、軍歌ほど心身共に元気づける歌はございません。

 ブラジル移民の成れの果てを自称する僕は、アメリカを放浪後に、カナダに安住の地を得ましたが、毎年のようにサンパウロで懐かしい移民仲間と会い、1999年に発足した「なつメロ合唱の集い」や、5年目に入った「抒情歌の集い」にも参加して肩組んで唄ってます。どちらも日本人街で月に1回開催され、前者は「日系熟年クラブ連合会」で演歌と軍歌それに歌謡曲、後者は宮崎県人会館で日本や世界の名曲を唄っています。

 末筆になりましたが、僕がトロント紅白歌合戦に出場した際に、学生時代の悪友達は「調子はずれの蛮声はりあげて、歌声運動の先頭に立ってたお前が紅白に出る?嘘やろ、信じられん」と申しましたが、2006年と2015年にいずれも灰田勝彦のヒット曲を歌いました、為念。 

 


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