2017年1月1日 第1号

明けましておめでとうございます。新年も皆様にとりまして輝かしい一年になりますことをお祈りいたします。 クリスマスとお正月も過ぎ、クリスマスディナーとケーキやお菓子、そしてお正月のおせち料理で体重が増えてしまった方もいるのではないでしょうか。

 「健康に気をつける」。これらの目標を成功させるには、適度な運動と十分な睡眠、そしてバランスのとれた食事が重要なカギとなってきます。ダイエットをするにしてもお腹が一気に膨れるからと炭水化物主体の食事では短時間でお腹が空いてしまいます。タンパク質と繊維の多い野菜も十分とり、無理なく続けられる、食生活を心がけるようにしましょう。

 

 

 今回は作り置きしておくととても便利なキヌア。カナダでは数年前からスーパーフードとして人気があります。サラダ、朝食に、そしてご飯やパスタの代わりにカレーやトマトソースにも合うキヌアです。

(文 鈴木 公子)

 

キヌアは見た目はクスクスに似ていますが、栄養価が非常に高く、野菜やチーズを加えてよくサラダに使われます。プチプチとした食感を残すため、茹ですぎないのがおいしくキヌアをいただくポイントです。今日は2種類の食べ方をご紹介します。

 

材料
約2カップ(500ml)のキヌアが出来上がります。
・キヌア 175ml
・水 300ml

作り方
1、ザルにキヌアを入れてよく洗う。

2、小さい鍋にキヌアと水を入れ、ふたをし火にかけ、沸騰したら極弱火にし、10分煮て、火をとめる。

3、ふたをしたまま5分蒸らす。 ふたを開け、フォークで軽くほぐし、そのまま冷ます。

 

キヌアサラダに
お皿に冷めたキヌア適量を盛り、小さいサイコロ型に切ったトマト、きゅうりをのせ、その上に茹でたブラックビーンズ(黒豆ですが日本のものより小ぶりです。あずきやひよこ豆、好みの豆を代用してもらってもいいと思います。)をのせます。炒ったゴマをふりかけバルサミコ酢とオリーブオイル、挽いた黒こしょうでいただきます。その他野菜、ゆで卵やフェタチーズを添えても。

 

 

簡単な副菜一品に
冷めたキヌアとブラックビーンズを小鉢に盛り、炒ったゴマをふりかけ、ポン酢か三杯酢でいただきます。副菜がもう一品欲しいときに手早くできる一品です。  

 

 

・ 朝食にはキヌアにヨーグルト、フレッシュフルーツとはちみつをすこし好みでかけていただきます。
・ 通常キヌア1カップに対して2カップの水を使いますが、私は固めのものが好きなので、ここでは水の量を少し減らしています。水の量は好みで調整してください。  

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。