War For The Planet Of The Apes • Dunkirk • Following the Ninth: In the Footsteps of Beethoven's Final Symphony


 

War For The Planet Of The Apes

 

戦う猿たち 2017 ©20th Century Fox Film

 

『猿の惑星』リブート版第3弾:最後の戦い

高度な知能を持ちながら人間への共感を抱き、猿は猿を殺してはいけないという掟を破ってまで過去の「猿対人間」戦争を止めたシーザー(アンディ・サーキス)。その後衝突を回避するために彼らは別々のテリトリーで暮らしていた。だがコロネル(ウディ・ハレルソン)に従う野蛮な人間の軍隊がやってきて猿のテリトリーを荒らし始める。無抵抗な猿たちが次々と傷つき死んでいく姿を見たシーザーは、人間を憎むと同時に過去の自分の罪と向き合い始める。やがてシーザーは惑星の将来をかけてコロネルとの全面戦争に引き込まれる…。監督はマット・リーヴスで撮影はバンクーバーで行われた。

PG 2:20 hr

上映:Fifth Avenue Cinemas (19+), Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Cineplex Cinemas Esplanade, Cineplex Cinemas Metropolis, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam and VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

Dunkirk

 

主役のホワイトヘッド 2017 ©Warner Bros. Pictures

 

奇跡を呼んだ史上最大の撤退作戦

舞台は1940 年の5月26日から6月4日に起こった『ダンケルクの戦い』。まだ第二次世界大戦初期で、何十万人に及ぶイギリス、ベルギー、フランス、カナダの連合軍兵が敵のドイツ軍に包囲されたことから始まる。ダンケルク海岸で、陸から、空から、海から敵が迫り、逃げ場を失った彼らは『ダイナモ作戦』で撤退するしかなかった。9日間に860 隻の船舶(貨物船、漁船、遊覧船、救命ボートなど民間の船を含む)を使った大撤退の様子が鮮明に描かれる。脚本・監督はクリストファー・ノーランで、主演のトミー役にフィオン・ホワイトヘッド、共演に『マッド・マックス』のトム・ハーディーら。

PG 1:47 hr

上映:The Park Theatre, Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway and VIP, Cineplex Odeon Park & Tilford, Cineplex Cinemas Metropolis, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlamand VIP, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

1日限りの特別上映
Following the Ninth: In the Footsteps of Beethoven's Final Symphony

 

映画のシーン 2017 ©VI FF

 

ベートーベン・交響曲第9番の与える自由と希望 

1824 年、かつてベートーべンが人々に受け入れられないまま、生涯の終わり近くに書いた交響曲第9番。聴覚障害で病気がちだった彼が、孤独な生活の中に美しさを見出し喜びの国歌として作曲した。時は流れて1989 年、中国の天安門広場で自由を求める学生たちがこの曲をスピーカーで流し、ピノチェット統下のチリでは、刑務所で拷問された男性たちのために女性たちが集まり希望の曲として歌った。また同年ベルリンの壁が落ちた時に、レオナルド・バーンスタインも祝いの曲として指揮した。さらに2011 年、東日本大震災の後も、一緒に頑張ろうと交響曲第9番が至る所で聞こえたという。ケリー・キャンデール監督はこれらの史実をドキュメンタリーにした。言語は英語で日本語部分に英語の字幕付き。

A 1:30 hr

上映:Vancity Theatre
7月31日(月)8:15 PM

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限
PG 保護者の同伴が望ましい。
PG-13 13歳未満は保護者の 注意や指導が望ましい。
14A 14歳以下は保護者の 同伴が必要。
18A 18歳以下は保護者の 同伴が必要。
R 18歳以下は入場不可。
G 制限なし。 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。