2016年8月4日 第32号

 7月21日から24日までアボッツフォードで開催されていた、BCサマーゲームズの野球で、ゾーン5(バンクーバー、コースタル選抜)が、決勝で接戦の末にゾーン6を9-7でくだし、見事優勝、念願の金メダルを獲得しました。

 本大会は、一年おきに開催されるBC州の青少年の夏のスポーツの祭典で、サッカーや陸上、水泳など18競技、出場選手は約3200人におよび、初日にはオリンピックのような、盛大な開会式が行われました。

 競技によって若干異なりますが、野球は15歳以下に出場資格が与えられ、参加8チームで争われました。

 ゾーン5は、バンクーバー、デルタ、リッチモンド、ノースショア在住の選手からなり、厳しい選考会の末に16人が選抜されました。ふだんは別々のチームに所属しており、大会前には2回のチーム練習のみで大会にのぞみました。

 このチームには、4人の日系人選手がいました。

 ショーンくんは2試合目に肘に死球を受けましたが、痛みを押して決勝で打席に入り落ちついて四球を選び、盗塁などで着実に進塁。その後、本塁に生還し、貴重な一点を加えるなど大活躍、チームの優勝に大きく貢献しました。ショーンくんのお兄さん、お姉さんも、過去の大会でそれぞれ金メダルと銀メダルを獲得しており、一家に3つ目のメダルを持ち帰りました。

 最年少のギャレスくんは、その野球センスを高く評価され、13歳でチームに大抜擢された二人のうちの一人です。2日目にはマウンドを任され、堂々の投球を披露しました。前大会で銀メダルを獲得したお兄さんのディオンくんも、応援に駆けつけました。

 ダスティンくんは、外野手として、気迫のダイビングキャッチや、強肩をいかした好送球などで会場を沸かせてくれました。

 ジョセフくんは所属チームでは投手専門なので、今大会では久しぶりに打席に入り、打撃や走塁も楽しんでいました。

 野球を通して知り合い、3泊4日の合宿生活で交流を深め、最高の形で大会を終え、ゾーン5の選手全員にとって今年の夏の最高の思い出になったことでしょう。

(Tさん)

 

 

 

Wailele Wai WaiHawaiian
Hula Dance in Vancouver

 ハワイの癒しの風に守られたひとときでした。

 恒例の7月の最終金曜日にバンクーバーのハワイアンダンスグループ、ワイレレワイワイ(滝の水のように尽きる事なくという意味のグループ名)が、キツラノショーボートに出演しました。

 最初の曲は、カヒコと呼ばれる古典ダンス。よく緊張のせいか表情が硬かったと言われますが1曲目であがっているからではなく、王を讃える曲だからきりっと踊っています。

 2曲目からはアウアナと呼ばれる現代フラの曲目となり、スマイル満載の踊りを披露しました。

 イプと言うヘチマをくり抜いて作る打楽器を使ったり、日本語曲「花は咲く」のハワイ語版が演目になったり、また、座って踊るスタイルなど初の試みが多数あって、やりがいがありました。

 リーダーのよしさんは、「僕たちのダンスの目的は、踊りを通して、たくさんのアロハ(愛)をシェアすることです。今日は、来て下さった方々と心が通い合って最高でした。」と感謝していました。

 締めは、「アロハ、マハロ(Love you, Thank you)」と言うお馴染みのオリジナル曲。観客席からも一緒に歌う声が響いて嬉しかったです。最近、CDが完成し、Ituneでも発売中です。売り上げは「Aloha Mahalo プロジェクト」に使われますので、是非ご協力下さい。

 来年は、ショーボート出演10周年という記念となりますので更なる楽しい演出と変わらぬ笑顔で頑張ります。ご期待下さい。

(みどりさん / Photo by Patric Lee)

 

 

 


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