2016年9月22日 第39号

 コンサートではあるが、コンサート以上のイベント、それがゴスペルナイト GN2016。今年で11回目を迎える、バンクーバー日系人福音教会主催のゴスペルナイトは、9月17日土曜日行われた。出演者、観客合わせて325人が、マイケル・J・フォックス・シアターに集った。

 テンポのいいドラム、リードするメインシンガー。迫力あるティーンのスキット。可愛い子供達のダンスに、賛美フラの指導者でもある中野メイコ夫人の賛美フラ。ティーンガールズの弾けるダンス、そして最後を飾るフラチームによる賛美フラ。会衆、舞台上のバンドとバックコーラスが一体となって創り出すハーモニー。そこにいる全員が参加するコンサート、それがゴスペルナイトだ。

 今回のゲストスピーカー、中野雄一郎牧師はハワイから来られた。一旦マイクを握ると俄然、力が入る。私達の心の目は見えているのか。世界中が病んでいるが、イエスキリストは、私達の心の扉をノックし続けている。扉を開けるなら、イエスキリストが私達の心の部屋に入り、ともに食事をするという。自分でがんばるのではなく、ゆだねるだけでいい。もっと話を聞きたい人は、ぜひ、教会に足を運んでもらいたい。

 コンサートが終わったあとは、コーヒーとドーナッツの時間。コンサートを作り上げてきた人達と、そこに来た人達が感動を分かち合う時だ。スキットのメンバーで、今回初めて参加した長堀雛さんは、先週教会で洗礼を受けたばかり。神様の愛と恵みを感じたし、それを見ている人達に伝えられ、自分が用いられて良かったと語ってくれた。日本から長期高校留学で来ている増田貫太君は、観客席で神の愛を実感でき、やっぱり来て良かったと言う。また来年は、舞台の上で伝える側でやってみたいと、1年後に思いを馳せる。福迫真里牧師は、韓国人協力教会の牧師と共に、半年かけて準備してきた総責任者の一人だ。年に一回のゴスペルナイトのために、国や世代を越えて、みんなで一つの目的に向かって共に労苦してきた時間が宝物のように感じられる、と言う。それぞれが、共にした時間を楽しみ、ここに来て良かった、と感じられる。それがゴスペルナイトを準備してきた全てのメンバーの共通した喜びだ。

 来年も、また9月中に予定されているゴスペルナイト。今回機会を逃した人も、また来てみたいと思う人も大歓迎。また、バンクーバー日系人福音教会は、毎週日曜日、初めて来られる方を待っている。詳細は福迫牧師 (604-521-7737) まで。

(投稿 松本 睦)

 


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