2018年9月20日 第38号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


朝起きたら鏡を見るべし! その2

先月は『朝起きたら鏡を見て自分の顔を観察することは、その折々の健康をチェックすることでもある』ということをお話ししました。

もし私たちの体の内部に不調が起これば、必ず、まず体の表面に「どこかが悪くなっていますよ」という赤信号が出てきます。

先回話した「額」もいろいろな赤信号が出て、体の内部の異常を知らせてくれる所。じっくり観察してみてください。

 

額ににきびや吹き出ものが出る…脳が充血している証拠、または姿勢が悪くて肩がコリコリに固まっている。

  1. イライラせず、ゆったりとすごすこと。「ヨガ」の腹式呼吸で、深い呼吸をしましょう。心身のストレスがすーっととれていきます。
  2. 「頭寒足熱」といって本当の健康状態であれば「頭」は冷えてうっ血がなく「足」の方は血行がよくて温かいはず。それが「頭」が充血して熱いと、足が冷えてしまう不健康状態になります。適度な運動やヨガで血行をよくすること。
  3.  首まわりを動かし、肩から頭への血行をよくする。
    1.  首を横へゆったり倒し、首すじを充分に伸ばしたり。
    2.  ゆっくり回したりする(呼吸は深くゆったりしましょう)。

 

こめかみの血管が浮いてふくらむ…「腸」の働きがおちている証拠

  1. 足・腰が冷えると内臓も冷えて働きがおちるので冷やさないこと。
  2. 腹筋力が弱ると腸もゆるむので腹筋をきたえる。
  3. 腸によい「ヨガのポーズ」

 

ガス抜きのポーズ

  1. あおむけに寝て片足を曲げて、手でかかえる。 
  2. 息を吐きつつお腹を押すように、ひざを胸に引き寄せる。
  3. 10〜15秒ゆったり深い呼吸で止まり、ゆるめる。

 

のびのポーズ

  1. あおむけで両腕を上にあげ、ひじをもつ。
  2. 「みぞおち」から「おヘソまわり」から「脇」から 気持ちよくのばしながら、深い呼吸をして休む(胃腸への血行をよくする)。

 

顔の色が悪い…「胃」や「肝臓」が疲れていて便秘している証拠

  1. 「腸」と同様冷やさない。腹筋を弱らせないこと。
  2. 腸によい「ヨガのポーズ」は、同時に胃にもよいので試してみてください。
  3. 不適物(薬・有害食品、腐敗しやすい食品)や過食・便秘は肝臓を傷めるので気をつけましょう。
  4. 肝臓によい「ヨガのポーズ」

 

三角のポーズ

  1. 足を開いて立ち、手を横に伸ばす
  2. ゆっくり息を吐いて体を横へたおす(前にたおれないこと)。肋骨の下をぐーんと伸ばし肝臓(右の肋骨の下にある)に血液を充分送っている意識を持つ。
  3. 10〜15秒止まりゆっくりもどる(反対も同様)。

 

 

この「額シリーズ」はまだ続きます。 10月の「第3週目の新報」をお楽しみに!

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Balance Acupuncture & Yoga(4338 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター内 武道場 (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。