2017年8月3日 第31号
春から夏にかけてマーケットで出回る独特の野菜、ルーバーブ。ルーバーブをマーケットでみかけるようになると、春の訪れを感じます。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、カナダではパイやコンポート等のお菓子やジャムを作ったりします。茎の色が美しい紅色で、加熱するとピンク色に変わり、とてもきれいです。
生のものを味見すると、子供の頃食べた山菜のごんぱち、すっぽんに似ています。(正式名はイタドリ)英語ではJapanese Knotwoodといってバンクーバー近郊でこれが繁殖しすぎ、市が多大な資金を投入し駆除している状態です。私はルーバーブが出回ると春の訪れを感じると共に、子供の頃、家の近所の川べりに沢山生えていたごんぱちを学校帰りに友達と食べながら、「真ん中が空洞になっているので、蛇が入っているんだよ。」なんて、冗談を言った楽しい思い出がよみがえってきます。味も見た目も似ているせいでしょうか?
今回はルーバーブとケフィアを使ったマフィンをご紹介します。ケフィアは日本ではヨーグルトきのこで大分前に大ブームしました。最近カナダでは発酵食品が見直されており、日本のお味噌や韓国のキムチの人気が急上昇で、このケフィアもその一つです。
いちごとルーバーブのマフィン
マフィン型12個分材料
・ 小麦粉(All-purpose flour) 1 1/4 cup (約310ml)
・オーツ(Quick cooking oat) 1 1/4 cup(約310ml)
・塩 小さじ1/2
・シナモンパウダー 小さじ1
・ベーキングパウダー 小さじ2
・ブラウンシュガーもしくはイエローシュガー 2/3 cup (165ml)
・サラダ油 1/2 cup (125ml)
・ケフィア(Kefir)、サワークリーム、もしくはバターミルク1 cup (250ml)
・卵1 個
・いちご 1 cup (250ml)
・ルーバーブ 1 cup (250ml)
作り方
①オーブンを375 度に予熱開始。
②大きめのボールに小麦粉、オーツ、塩、シナモンパウダー、ベーキングパウダーを入れ混ぜる。
③ 別のボールに砂糖、サラダ油、ケフィア、卵を入れてよく混ぜる。
④②に③を加え、ざっくり混ぜる。
⑤④に1センチ角に切ったイチゴとルーバーブを加えざっくり混ぜ、マフィンカップを敷くか、油を塗った焼き型に流し、オーブンで約20 分焼く。竹串をマフィンにさして、生地がついてこなければ出来上がり。
ポイント!
☆ いちごの代わりにラズベリーを使ったり、ルーバーブだけで焼いてもおいしいです。
☆ ケフィアの代わりにサワークリームやバターミルクでもOKです。
☆ サラダ油1/2 cup を1/4cup に減らし、アップルソース1/4 cup を加えて、ヘルシーに。
お知らせ
下記の日程でクッキングデモを行います。 試食もありますので、ぜひ見に来てください!
・9月2日 Richmond World Festival
鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com