2017年7月6日 第27号

 バンクーバーにもようやく待ちに待った夏がやってきました。6月21日の夏至の訪れと共によい天気が続いています。

 えだまめ、豆腐などの大豆食品は、カナダでもポピュラーな食材の一つになりました。暑い夏のあまり食欲がわかないときには冷たい冷奴はのど越しよく、薬味とおしょうゆで頂くだけで、立派にタンパク質たっぷりの一品になります。

 絹ごし、木綿豆腐に加え木綿豆腐よりさらに固い、エキストラファーム豆腐は肉類の代わりに炒め物に加えたり、調味料に漬け込んでからバーベキューで焼くと、おいしく頂けます。デザート豆腐もいろいろ種類があり、そのままデザートとして頂くもよし、私はスムージーを作る際にヨーグルトの代わりに使います。

 ここ数年でビーガン、ベジタリアンカフェが、かなり増え、「一週間に数日はベジタリアンの食事を!」というような呼びかけも聞くようになりました。

 そこで今回は、お豆腐とえだまめを使い簡単にできる2品をご紹介します。

 

豆腐ディップ

 

材料
・木綿豆腐…… 200グラム
・炒りすりごま(白)…… 大さじ4杯
・みそ…… 大さじ2杯
・砂糖…… 小さじ2杯
・好みの野菜スティックやピタパン

作り方
① 小さいお鍋にお湯を沸かし、豆腐を3〜4個に 手で割り、お湯に入れる。
② 2分ほど茹で、ザルにあげて豆腐が冷めるまで置く。
③ 炒りすりごま、みそ、砂糖を小さいボールに入れ、よく混ぜる。
④ 3に、冷めて水気が切れた豆腐を入れ、スプーンとフォークを使い、豆腐を崩しながら、よく混ぜる。(すり鉢とすりこぎ棒がある場合は使う)
⑤ 4を器に入れ、野菜スティックやピタパンをつ けていただく。
★このディップは、サンドイッチやラップの具に 使ってもおいしいです。

 

ブラックビーンズえだまめ

 

材料
・えだまめ …… ゆでたもの一袋
・ブラックビーンズソース…… 大さじ3杯
・はちみつ…… 大さじ1〜1 1/2杯

作り方
① 大きめのフライパンにブラックビーンズソー スを入れ、火にかけ、香りがたつまで2〜3 分弱火で炒める。
②1に、はちみつを加え、よく混ざったら、えだまめを加え、ソースをからめる。
③ 器に盛りつけて、温かいうちに頂く。

 

お知らせ
下記の日程でクッキングデモを行います。 試食もありますので、ぜひ見に来てください!
・7月22日 Surrey Fusion Festival
・9月2日 Richmond World Festival 

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。