2020年2月20日 第8号
こんにちは、心理カウンセラーのゆうきです。まだまだ寒い日が続く2月、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?バンクーバーの冬は雨が多く、澄み切った冬の青空を見ることがとても少ないと思います。日照時間も少ないことで、気分的にも鬱々としやすいと多くの方からも聞きます。そんな時は、呼吸を使って、少し気持ちをゆったりとしてみてはいかがでしょうか?
近年、多くの方が実践している、ヨガ、また瞑想やマインドフルネスでは、「呼吸」をとても大切にしています。呼吸は、私たちが毎日無意識にしていること。そんな呼吸は、人間の体の生命維持活動の中で唯一、意識的にもコントロールできるものです。呼吸を意識的にコントロールすることで、私たち自身が、日々の気持ちを整えることが可能です。
呼吸という言葉は、サンスクリット語でプラーナ(Purana)といって、生命のエネルギーのことを表します。呼吸をするということは、生命のエネルギーを活性化すること。だからこそ、呼吸はとても大事なのです。
呼吸を整えることの効果としては、吐くことによって副交感神経の活性化を促します。すなわち自律神経を安定させる効果があります。そして呼吸そのものが、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」や「セロトニン」の分泌を促すことから、リラックス効果やストレス解消に有効です。
なので、この冬のバンクーバーで少しでも気分が鬱々とした時は、やっていることを少し横に置いておいて、気持ちを呼吸に合わせてみましょう。基本的な呼吸は、鼻から吸って、そして、ゆっくりと口から息を吐く、です。
自分で数えながら…
5(吸う)・2(とめる)・7(吐く)。これを5回繰り返してみてください。
そして5回繰り返したら、次の5回の呼吸に、イメージを載せていきましょう。
鼻から吸う時に黄金エネルギーを吸っているイメージで、そして吐く時は、身体の中に溜まった必要のないものが出て行くのをイメージして。
身体に溜まった疲れ、嫌な気持ち、鬱々した気分などを、呼吸を吐く時に全て出してしまいましょう。そして生き生きとした黄金のエネルギーを身体に満たせるように、そのエネルギーを吸って、その明るさで体中を満たしましょう。
気分はいかがですか? バンクーバーの冬、少しでも快適に過ごせますように!
オススメの瞑想アプリ(英語)
Stop, Breath & Think
https://www.stopbreathethink.com/
加藤夕貴
MA, RCC ((BC州認定臨床心理療法士)、認定表現アーツセラピスト 想像して創造する遊びの中で、気づきと心の成長を促す、表現アーツセラピーを中心に、バンクーバーと日本で心理カウンセリングやワークショップを行なっている。
HP:http://www.youkikato.com/japanese.html