私は書く事を仕事としている。新聞記事を書いたり、コラムを書いたり、また2年ほど前にはコミックエッセイ本の原作を書いたりした。今は小説や絵本の分野にも興味があり、ブック・ライティングの授業を受講している。この学校には、自分の書いた小説を出版したいと夢見る人たちが集まり、週に一度自分の原稿をみんなの前で読むことになっている。教授からの評価に加え互いの感想を言い合うのがきまりだ。(今では慣れてきたものの、最初の数ケ月はそれは緊張したものだった)

 さてそんなある授業でのこと、傘の話題になった。世の中には色んな傘がある。雨傘、日傘、ファッション傘、デザインもスタイルも様々だ。だが、こんな傘は聞いたことがあるだろうか?頭につける日傘。どらえもんのタケコプターをイメージしたらわかりやすいかもしれない。そんなものをかぶっている人種がいると言う話になった。その時点でいやな予感がした。良し悪しどちらの意味で使われるにしろ、変・不思議・ユニークというイメージの国を挙げろといえば、日本は堂々と上位に君臨する。だから、みんな考えながら「やはり日本人じゃないかしら?」と答えた。

 その時点で教室にいた生徒達の多くが「日本人はダサい日傘を頭にひっつけて歩いている」というイメージを持ったことだろう。胸を刺されたような気分になった私は、そそくさに「傘を頭につけて歩いてる人なんて日本では見たことがない!」と言った。だが返ってきた言葉は「日本にいる日本人じゃなくて、海外に遊びに来る日本人だよ。申し訳ないけど、日本人観光客の評判ってスゴイじゃない」日本通のリサ(仮名)がそう答えた。

 確かに、映画やドラマを観ていると、たまにスゴイ日本人観光客達が登場する。狂ったようにお辞儀をし、狂ったように写真を撮り、狂ったような衣装をまとっている。考えてみると、そんな狂ったイメージは15年前に初めてカナダに来てから、現在に至るまで変わっていないような気がする。いや、変わったどころか、今や、奥ゆかしい着物姿からメイドの衣装をまとった超巨乳のお姉ちゃんにパワーアップしてたりするのだ(笑)

 

 

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