2017年11月16日 第46号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


◆質のよい体を保つ法・その2◆

=体がサビついてしまって、動きの悪い方へ=

前回は、日頃ちぢこまっている体を、全体的にのびのび伸ばすことで、体のすみずみまで血行をよくして質のよい体を保つ法をご紹介しました。今回も、日頃使っていない方向や体の部分を気持ちよく刺激する「ヨガのポーズ」をご紹介しましょう。深い呼吸をしながら「体のすみずみまで血液がいっているんだ、あー気持ちいい」と感じながら、行ってみてください。

<日頃少ない動作のひとつ・ねじりのポーズ>

  

(1) 仰向けに寝て、図のように手をひらき、片ひざをたてる。
(2) ゆっくり息を吐きつつねじっていく。腰が反らないように肩が床から浮かないようにするのがコツ。上体は反対にねじる意識をおくこと。
(3) 15秒(4呼吸)くらい止まり、ゆっくり息を吸いながら戻る。(右左2〜3回ずつ)

<血行や新陳代謝が悪い人によい・三角のポーズ>

  

(1) 腰幅の2倍くらいの足をひらいて立つ。肩の力は抜いて手は横へ。
(2) ゆっくり息を吐きつつ脇を伸ばしてゆく。4呼吸ほど保つ。おしりが後ろに出たり、背中を反ったりしないこと。
(3) ゆっくり息を吸いながら戻り、吐いて手を下す。(左右2〜3回ずつ)

<まったく伸ばすチャンスのない所を充分に伸ばし下腹部のうっ血をとる・橋のポーズ>

  

(1) 仰向けで両ひざをまげる。(図のように)つま先で立てたらつま先で立ち、できなければ足の裏は床についててよい。
(2) ゆっくり息を吸いつつ、おしりを持ち上げて、おナカや太ももがいっぱい伸びるのを感じて、4呼吸ほど保つ。腹筋やおしりの筋肉を使う感じで行う。
(3) ゆっくり息を吐きつつもどる。(2〜3回)

 いかがですか? いずれも動かすチャンスの少ない所なので、決して無理しないで、ゆっくり深い呼吸と一緒に行ってください。

 初めは結構大変ですが、だんだん体が「気持ちいい」というのがわかるはず。

 また、どれも血行が悪くなって脂肪の代謝が落ちている部分を充分に刺激するポーズなので、行ううちにぜい肉がとれて均整のとれた、プロポーションをつくる効果大!

 いずれも体が喜ぶ声を聞きながら、気軽に行ってみてください。

 ヨガは、体の不調を整えて真の健康と美しさを保つひとつのヒントです。ヨガを体験したい方、興味のある方はご連絡ください。

≪和子からの一言≫
上記のヨガのポーズはどれも内臓(腹部)をねじったり、伸ばしたり、片方に圧をかけたりする効果もあるので、お通じをよくしたり消化器系の働きをよくする効果もあり! キーワードは『力まず気持ちよく!』

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Yasel Danceスタジオ (4603 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。