2018年1月11日 第2号
バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。
◆知ってほしいこと 〜ヨガ〜◆
「今年こそは、何か体にいいことをしよう」 と思っていらっしゃる方、2018年の目標にぜひ「ヨガで本当の健康をつくっていく!」というのを加え、毎月掲載されるこのコラムを参考にしていってください。
今年の初回は、改めて、このコラムの中心のテーマである「ヨガ」を取り上げてみましょう。
・ヨガって何?
「ヨガ」というと、何か密教的な宗教色の強いものというイメージを抱いていらっしゃる方もいるのですが、ここでとりあげる(私が指導している)ヨガは「ハタ・ヨガ(Hatha Yoga)と言って、医学的なヨガ、簡単にいうと「病気や痛み知らずの元気な体、本当の意味での健康をとりもどす行法」だといえるでしょう。
以前にも触れましたが、
「ハタ」は 「ハ・HA』=「太陽」=「陽」
>を意味します。
「タ・THA」=「月」=「隠」
大自然(宇宙)を含めた人間には、陰陽の流れがあり、このバランスがとれている時は、平和、安定だけれど、バランスが崩れると悩み、苦しみ、不調和が現れる−−と「ハタ・ヨガ」では考えています。
このバランスを整えるために様々な「ポーズ」が何千年もの歴史の中で練られ、研究されてきたのです。
「ハタ・ヨガ」は、ポーズを心を集中して深い呼吸とともに行うことで、私たちが本来持っている陰陽のバランスを整えて、本当の健康をつくってゆく手段なのです。
・なぜ、いまヨガが必要なのか?
現代は科学、医学も発達し、日常生活もどんどん便利になってきた反面、様々なストレスも多く、我々本来もっているバランス感覚、自然治癒力が弱っている時代だといえましょう。
バランスの崩れ…姿勢の偏り、呼吸の偏り、考え方の偏り、動きの偏りなどなど…でも体も心も悲鳴をあげているのに、忙しさに流されて自分自身の体すらかえりみることも少なく、病気になれば薬漬け…そんな現代だからこそ「ヨガ」なのです。
薬や現代医学だけに頼るのだけではなく、自分の心身のバランスをヨガで整えていってほしいのです。 そして自分の体と向き合い心身の赤信号(病気、痛み、むくみ、しびれ、ひえなど)に敏感になって、バランスを整えることで本来、私たちが持っている自然回復力・治癒力は必ず高められることを忘れないでください。
2018年(原文は1994年)のこの「健康を考える」シリーズでは、様々な心身の「赤信号」をいかにヨガで整え癒していくか、その方法をお話ししていきたいと思っています。お楽しみに!
≪和子からの一言≫
今回はハタ・ヨガについてのお話でしたが、ヨガはただのポーズの繰り返しと思われている現代、しかしもともとハタ・ヨガは呼吸(調息)法、浄化法そしてポーズ(アーサナ)を全てを網羅した伝統行法です。慌ただしい現代人はゆったりと呼吸すら気に留めていない時代。だからこそ、日常に少しでもいいのでヨガを取り入れてみてください。今年の合言葉は”Snack on Yoga(ヨガをつまむ)” 毎日5分でも10分でもヨガ(呼吸やストレッチ)をつまんでみてくださいね! 『継続は力なり!』 今年もよろしくおねがいたします。
〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜
●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●
<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Balance Acupuncture & Yoga(4338 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)
<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)
プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。
ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.