Cats • The Whale and the Raven • Weathering With You


 

Cats

カラフルなダンスシーン 2019 © Universal Pictures 

猫の世界を描いたミュージカル映画

『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督による、米英合作のミュージカル・ファンタジー映画。原作はT.S. エリオットの『キャッツ』で、アンドルー・ロイド・ウェバーによる同名のブロードウェイ・ミュージカル劇の映画化。出演はジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、イアン・マッケラン、ジェームズ・コーデン、イドリス・エルバなど。舞台はロンドンの路上にあるゴミ捨て場。子猫のヴィクトリア(ロイヤル・バレエ団のフランチェスカ・ヘイワード)は、ある日飼い主に捨てられる。側にいた個性的な捨て猫たちは歌って踊りながら、ヴィクトリアに生きる知恵を与える。ロイヤル・バレエ団トップダンサーのスティーブン・マックレーやヒップ・ホップ、歌手などプロのアーティストたちが共演するので見逃せない。

G 1:49 hr

上映:Fifth Avenue Cinemas (19+), Cineplex Odeon Park & Tilford, Cineplex Odeon International Village, Cineplex Cinemas Marine Gateway & VIP, Cineplex Cinemas Metropolis, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam & VIP, Cineplex Cinemas Langley, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

The Whale and the Raven

海とクジラはやはり大きなスクリーンで 2019 © VIFF

海とクジラの在り方について考える映画 

ドイツ人のミリアム・ロイゼ監督による、BC州の無人島ギルにあるグレート・ベア熱帯雨林でのドキュメンタリー映画。そこではクジラが自然に育ち、遊びながらお互いを呼ぶ声がこだまする憩いの場所。クジラ研究者のヘルマン・ミューターとジャニー・レイは、海洋環境を調べるためにギル島に研究室を設けた。だが近くに新しい液化天然ガス(LNG)輸出工場が建設されると、ガス産業によるオイルタンカーの交通量と騒音が増加。また通常、観光船も含めてクジラ、イルカなど哺乳類には200m〜400mの接近距離を保つよう義務づけられているが、その規則も守られていない。映画はエコシステム破壊の様子と、故郷を守ろうとするファーストネーション対政府の論争を含めて、なぜ今私たちがクジラを守らないといけないのか説明してくれる。

G 1:40 hr

上映:Vancity Theatre  

1月10日(金)6:30 PM から 1月16日(木)8:50 PM まで
毎日上映 詳しい上映時間はViff.orgを参照

 


 

新春日本アニメ:1日限りの特別上映
Weathering With You  天気の子

映画のポスター 2019 © 東宝

『てるてる坊主』と祈る日和 

映画『君の名は。』の新海誠監督による3年ぶりのアニメーション映画。伊豆諸島に住む高校一年生の森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)は夏休みに家出して東京にやってくる。ネットカフェにいながら数日で所持金がなくなり、ライターのアルバイトをしながら自分の未来に不安を抱き始める。そんなある日、祈ると一時的な晴天を呼ぶことのできる『晴れ女』こと、天野陽菜(声:森七菜)と出会う。彼女は小学生の弟との二人暮らしで経済的に困っていたので、二人で晴天を呼ぶネット商売をはじめる。だが特殊能力を持つ陽菜の存在がテレビで暴かれると、警察や児童相談所などに追われてしまう…。日本語に英語の字幕付き。

STC 2:01 hr

上映:1月15日(水) Cineplex Odeon International Village, Cineplex Odeon Park & Tilford, SilverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam & VIP,

Cineplex Cinemas Langley(1月16日も上映) 

 

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限
PG 保護者の同伴が望ましい。
PG-13 13歳未満は保護者の 注意や指導が望ましい。
14A 14歳以下は保護者の 同伴が必要。
18A 18歳以下は保護者の 同伴が必要。
19+ 19歳以上のみ。
G 制限なし。
STC 年齢制限未設定 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。