■地理

ノースウェスト準州の州都イエローナイフ。地理的にはアルバータ州の北にあたり、北極圏から約400キロ南に位置する。オーロラベルトの真下に位置し、地形的にも平原で晴天率が高いことからオーロラ観賞率が非常に高い。冬の平均気温はマイナス28℃~35℃の極寒の地。

■歴史

1930年代に金の鉱脈が発掘され、ゴールドラッシュで人口が増加し町が急成長する。その後1991年にダイヤモンドの鉱床も見つかり、北米のダイヤモンドの都市としてさらに栄える。人口2万人。

■観賞時期

オーロラは1年中出ているが、夏は日が沈まず深夜まで明るいためにほとんど見えず、春と秋は雪が良く降るため、雲に邪魔されて見えないことが多い。そのためオーロラのベストシーズンは11月下旬から4月にかけてとなる。シーズン中は3日間滞在すれば95%の確率で観賞できるという。

■観賞方法

各旅行会社によってユニークなツアーを提供しているので次頁の旅行会社に連絡してみるとよいだろう。一般的な観賞方法としては先住民族の伝統的なティピー内(暖をとるテント)で温かい飲み物や先住民族の夜食を食べながら観賞したり、犬ぞり等で観賞地まで行きキャビンで暖まりながら夜食と共に観賞するのが人気だ。またジャグジーに入って優雅に観賞するツアーもある。観賞の合間には、バナナを凍らせて釘を打ってみたり、豆腐の角をレンガ同様の硬さに凍らせたり、花を凍らせてパリパリにしてみたり、濡らしたタオルを外に出してみたりと極寒実験を通して自然の驚異を体験したい。

■オーロラ観賞以外に…

せっかくイエローナイフまで来たのだから極北でしかできないことを経験してみたい。スノーモービル、スノーシュー、アイスフィッシング、犬ぞりなどは決して安くはないが、なかなか経験できないアクティビティーだ。また極北料理も味わってみたい。カリブーの肉や、ノーザンパイク(魚)を食べてみるのもいい思い出になるだろう。

■経験者の声

「一生に一度と思ってイエローナイフのオーロラを見ましたが、本物のオーロラを見てしまうともっともっと見たいと思うようになりました。本物の地球の美しさに出会えるイエローナイフのオーロラは最高でした。またオーロラの色は、白だけでなく、ピンク、オレンジ、赤などもあります。形もカーテン状、渦巻き状、帯状、コロナ状などがあり、たまたまオーロラ爆発を見る事もでき、足のすくむような迫力と美しさで圧倒されてしまいました」

 

「夢にまで見たオーロラを実際に見に行ったのが2年前です。2泊で行こうか3泊で行こうか迷った結果3泊で行くことにしました。結果からいうと大正解。ツアー初日と2日目は雲がかかり、うっすらとしかオーロラを見ることができませんでした。最初でこそ感動しましたが、TVで見たことのあるようなすごいものでもなく、『こんなものなのかなー』なんて少し落胆していました。自然現象なので仕方のないことですが、『運悪いなー』なんて思わずにはいられないですよね。  最終日はもう願う気持ちで向かいました。空は雲ひとつない好条件。空を見上げてずっと待っていましたがオーロラは見えず、『もうダメかな』なんて下を向いていると、少しだけ周りが明るくなったように感じました。それと同時に周りから歓声が。空にはもう信じられない程のオーロラがカーテンのようにゆらゆら形を変えて出現していて、自分達を包んでいるとでもいうのでしょうか。一瞬一瞬、姿を変えるオーロラにそこにいる全ての人が引き込まれ、誰も言葉を発さない、ただ風だけが聞こえる静寂さとオーロラの世界に魅了されました。なんか一生分の感動をしたんじゃないかというほど、心から感動しました」

 

「バンクーバーに来るまではオーロラの存在すら知らなかったんですが、機会があり2泊3日のツアーに参加させてもらって、初めてリピーターさんの気持ちや、良く話題になる冬の人気ツアーナンバー1の理由がやっと分かりました。普段では経験できないイエローナイフならではのイヌイットの食事、クマの形をした車のナンバープレートやイエローナイフで取れるダイアモンド、オプショナルツアー等々の体験は何年経っても良い思い出として残っております。カーテンのようなオーロラは見れませんでしたが、ガイドのさんたちのお陰でオーロラの見方や注意すべきポイントを教わりながら緑と赤色のオーロラを見ることができ、大満足でした。次回はもっとゆっくり時間をかけて、滞在を楽しみながらオーロラ観賞をしに行きたいと計画しております」

■旅行会社からのこんな耳寄り情報

「アイスフッシングをして、釣ったものを刺身にして食べたら、とてもコリコリ歯応えのある食感で美味しかった。マクドナルドやティムホートンズは流通の関係で、少し割り高。ナンバープレートが白熊の形をしていてとてもかわいかった記憶が…。お土産屋で販売しているのでお土産にもいいかと」

「飛行機から降りた瞬間マイナス40度の世界を体感。バンクーバーでは食せない地元の食材(カリブーの肉や、北極イワナ)などが楽しめるのもうれしい」

「オーロラツアーの服装は、レンタルのダウンジャケットとオーバーパンツなどは大変暖かく、特別な防寒具は必要ない。上着は、長袖Tシャツ+フリースのジャケットとレンタルの耐寒ウェアで十分な人がほとんど。厚着による発汗が寒さの原因になる事が多い。あと眼鏡は寒さで曇りやすいので、観賞にはコンタクトの方がお勧め」

「イエローナイフに来たならば、絶対体験したいのが犬ぞり!犬ぞりは何世紀も受け継がれてきた伝統的な移動手段。白銀の森の中や凍った湖の上を軽快に走り抜けて行こう。体験している10分~15分の時間はジェットコースターに乗っているような気分で犬たちのかわいらしさだけでなく力強さも、息遣いいとともに感じられる!」

■写真・取材協力(アルファベット順)

下記旅行会社ではユニークなツアーを提供しています。

H.I.S. Canada
604-685-3524
www.his-canada.com

IACE Travel Canada
604-602-7551
www.iace-canada.com

JTB
604-683-3167
www.jtb.ca

Navi Tour
604-682-5885
www.navitourca.com

NORTHERN LIGHT TRAVEL
604-430-5073
www.canadaeyokoso.com

Skyland Travel
604-685-6868
www.skyland.ca

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。