The Odlum Brown Gala Opening Concert

『アメリカ音楽』を作り上げたとも言われる作曲家ジョージ・ガーシュウィンとアイラ・ガーシュウィンをテーマにしたオープニングコンサートは、レスリー・ダラによる指揮で、VSO(バンクーバー交響楽団)、ボーカリストのシルビア・マックネア、ピアニストの ケビン・コール、 そしてタップダンサーのライアン・バンデンブームが演奏。有名な『The Man I Love』『 I Got Rhythm』『Strike Up the Band』『 Summertime』『’S Wonderful』 なども披露。またホームムービーや写真を通して、この伝説的な音楽家たちの人生についても学べる機会となるだろう。

8月10日(金)8pm
場所:Orpheum Theatre

8月17日(金)8pm
場所:Orpheum Theatre

 

世界中の音楽をふんだんに取り入れ、ジャズ・ポップス・クラッシックを中心に演奏するオレゴン拠点のPink Martini。『ミニ・オーケストラ』として知られるこのグループはピアニストのトーマス・ローダーデールを中心にした12人編成。最近の東京ツアーではチケットも完売するほどの人気ぶり。世界中の名曲を自分たちで探し出し、グループの中に取り入れるなど、国際色の濃い音楽が楽しめるだろう。日本では、歌手の由紀さおりとのコラボで『夕月』『幸せならばいいじゃないの』などをカバーしている。本フェスティバルではリーダーボーカリストである美声の主、チャイナ・フォーブスも登場するので期待大だ。

Legends: The Whitening of the Ox and Firebird

8月12日(日)8pm
場所:Vancouver Playhouse

 

仏教哲学に魅了された作曲家ジェフリー・ライアンによる作品『The Whitening of the Ox』は、カナダ人詩人のKVスキーンの詩に沿って、禅仏教の思想を表現する。また本作品では室町時代中期の禅僧・画僧である天章周文によって描かれた日本水墨画を組み込んでいる。カナダ人バリトン歌手タイラー・ダンカンも登場し、興味深い演奏となるだろう。 続いてストラビンスキー作曲のバレー音楽『Firebird-火の鳥』。若い王子様が、世界で一番美しい鳥を探すという、ロシアの伝説を演奏する。2つの伝説を演奏する豪華な夜となりそうだ。

La Bottine Souriante Rocks the Vogue

8月14日(火)8pm
場所:Vogue Theatre

 

1976年に初めてケベックの音楽シーンに登場してから、フレンチ系北米ミュージックの生きた伝説として世界的に有名になったLa Bottine Souriante。過去25年に、12枚のアルバムをリリースし、さまざまな賞を受賞。世界中のミュージックフェスティバルで脚光を浴びている。

このひとにフォーカス!コリン・フジワラさん

本フェスティバルに合衆国から参加するCarpe Diem String Quartet。ここに日系アメリカ人のコリン・フジワラさんがいる。バイオリン奏者兼作曲家であるコリンさんは、モンタナ育ちで、アメリカと日本の両バックグラウンドを持ち合わせる。そのためか、彼女の音楽は、ブルース、フィドル、ダンス、カウボーイ、ジャズそして日本のフォークソングの要素を取り入れ、育ったモンタナの雄大な自然と彼女の文化を表現する。
特に“Fiddle Suite: Montana”では、Cherry Blossom(さくら)と題するセクションがあり日本人の血を受け継ぐ彼女の父親の影響を強く受けている。子供の頃から伝統として、春に庭の桜の花が咲くようになると、一家揃って『さくら』の歌を歌って春の訪れを祝ってきたコリンさん。このさくらのメロディーを取り入れ、少々アレンジしたようだ。
「このさくらのセクションは『今』という美しさを象徴する。人生はまさにさくらの花のように、はかない。予期なく風向きが変わり、花びらをちらつかせ、計画やアイデアを散乱させてしまう。だから、『今』と言う時間を大切にしたい。明日は何が起こるかわからないのだから」

Carpe Diem String Quartet

8月17日(金)12pm
場所:CBC Plaza

8月18日(土) 5pm
場所:Christ Church Cathedral

フェスティバルを楽しむ

コンサートのほとんどが ダンタウンの中心地にあるChrist Church Cathedral (Howe通り と Burrard通りの角)で行われ、アクセスしやすいのが本フェスティバルの魅力のひとつ。それに加え、時間に制限のある人たちにも楽しんでもらえるよう、2時間のコンサートとは別に、1時間のコンサートも設定している。ランチに間に合うようにと10時半から11時半までのコンサートに、仕事の後や夕食の前にふらっと立ち寄れそうな5時半から6時半のコンサートがあり、1時間くらいならコンサートに足を運べるかもしれない。
どの演奏を見に行くかは、ウェブサイト(musicfestvancouver.ca)をフルに活用してもらいたい。ここには、本フェスティバルに参加する演奏家たちのサンプル音楽が聴けるようになっている。
また無料コンサートは言うまでもなく、BMOメインステージで行われるイベントにも一度は顔を出して欲しい。ライブでしか味わえない音楽を楽しんでみよう。

チケット

チケットはTicket Tonightで購入可能。電話(1.877.840.0457)オンライン(ticketstonight.ca)あるいは直接Tickets Tonight( 200 Burrard Street, Plaza Level )にて。またロブソン通りとハウ通りの角にあるTourism Vancouver kioskでも購入可能。
チケットの料金に関してはコンサートによって値段が違ってくるのでウェブサイトを参照のこと。
www.musicfestvancouver.ca

 

(取材 小林昌子)

 

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