2019年7月4日 第27号

Canada Day Special

漁港の街スティーブストンの主人公の鮭がスティーブストン・サーモン・フェスティバルのキャラクターとして登場

 

今年も日系コミュニティーが盛り上げた
第74回スティーブストン・サーモン・フェスティバル

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市の最大のイベント、カナダデーのスティーブストン・サーモンフェスティバルは6時半からパンケーキの朝食で始まった。そして午前10時のパレード開始を前に、スティーブストンの目抜き通りであるモンクトン通りには、人々が持ち寄ったピクニック用の椅子がずらりと並んだ。

 パレード出場の企業や団体の中には、同市の姉妹都市として和歌山市を紹介する太鼓グループも出場。そしてパレードの観客を一番熱くしたのは晩香坡神輿の会「楽一」だった。

 イベント会場の一つ、スティーブストン日系文化会館では、書道や着付けの体験、日本の小物の販売、日系団体の紹介ブースが設けられ、武道場では剣道などの演舞や日本文化のデモンストレーションが行われ、多くの観客を迎えた。

 例年7万人の人出があるこのイベントで、今年は市の主催するカナダデー・フェスティバルもサーモン・フェスティバルの名の下で開催され、最後は花火大会で活気に満ちた一日を終えた。増え続ける人口は推定22万人(2017年調査)というリッチモンド市。ますます同市の勢いが感じられるイベントだった。

(取材 平野香利)

 

リッチモンド市と姉妹都市の和歌山市を太鼓演奏で紹介

 

今は博物館となっている旧サケ缶詰工場もパレードに参加した

 

パレード最終地点目前。疲れと闘いながら山車引きをがんばった子供たち

 

威勢のいい掛け声で神輿を盛り上げて

 

例年人気のサーモンステーキ。この日3000切れのサケが焼かれた

 

体感温度28度の中、サケを焼くボランティアの人たち

 

オレンジの法被の新しい「頭」森谷宏亘さんが「楽一」を率いて

 

武道場で開催された茶道や盆栽のデモンストレーション、琴演奏などに多くの観客が集まった

 

スティーブストン日系文化会館で折り紙細工の小物が販売された

 

 

〜バンクーバーの浜降祭 海のまちの神輿渡御〜

 晴天に恵まれたカナダデーの週末、各地で様々なイベント等が行われたが、バンクーバーの海辺では個性的なお祝い行事が行われた。

 神輿を通じて各地のグループと交流の輪を広げている晩香坡櫻會の夏の恒例行事『海の神輿渡御』だ。同会が管理する神輿は2年前に湘南・茅ヶ崎から寄贈された。

 櫻會は日本の祭りや神輿の本質を大切にしながらバンクーバーに根付いたスタイルを目指している。そのひとつが“バンクーバー浜降り”である。

 先ずは鳥居の設営、メンバーによってお米と酒と塩でお清めされ祝詞をあげた砂浜に神域への入り口となる鳥居を設けた。そして神職による御霊入れ神事を行なった神輿が、サンセットビーチの浜辺で担がれお清めがされる。その様子を目の当たりにした人々の多くがカメラを向けていた。

 今年は茅ヶ崎、京都、ロサンゼルス、カルガリー、ソルトスプリング島などからも参加者もあり神輿に華を添えた。海の神輿渡御は2日間にわたり執り行われる。

 バンクーバー浜降りの翌日はカナダデーパレードへの参加である。昨年グランビルアイランドのパレードに参加した櫻會の神輿は大きな反響を呼び、“是非今年も”との主催者からの依頼を受けて、日系の団体では唯一のパレード参加となった。今年の神輿は“祝令和”の社名旗を掲げての登場だ。

 鐶(かん)と鈴のリズミカルな音色と甚句を歌う櫻會の神輿担ぎは、今年も沿道の観客を多いに湧かせた。そして担ぎ手と観客が一体となって歌ったカナダ国歌“オーカナダ”は、バンクーバーの神輿の一つの象徴となった。

 2日間にわたって行われた催しに初参加をした京都やロサンゼルスの羅府睦會(らふむつみかい)のメンバーは、『海外でこんな素晴らしい神輿が担がれていることにビックリしました。来年も是非参加したいと思います』と感想を述べていた。

 櫻會代表の清野健二さんは『毎年各地から仲間が集まってくれて、神輿を通した和が確実に広がっています。この和を大切に更に大きくできるように、海のバンクーバー神輿をあげつづけたいと思います』とその意気込みを語った。

(記事提供 晩香坡櫻會)

 

 

 

 

 

 

 

 

日本カナダ商工会議所がノースショア・カナダデー・パレードに参加

 7月1日のカナダデーに日本カナダ商工会議所の約60人の理事、会員、そして応援団の人たちがブリティッシュ・コロンビア州ノースバンクーバー市で行われた建国のお祝いパレードに参加した。パレードが行われたのはノースバンクーバーにあるグリーンウッド・パークからマホン・パークまでの約3キロ。参加団体は全部で88団体にも上った。日系の団体では唯一の参加となった。

 参加の動機に関して日本カナダ商工会議所のサミー高橋会長代行は、「商工会議所の活動の大きな目的のひとつは日本とカナダをつなぐことです。今年はノースバンクーバー市と千葉市が姉妹都市を結んで50年にあたります。この節目に私たちがカナダの建国記念のパレードに参加する意義は大きいと思います。これを機に毎年参加したいと思います」と語った。またパレードに参加するコンセプトを考案した副会長の東敏隆さんは「このパレードを通してノースバンクーバーに日本のコミュニティーの存在感をアピールしていきたいです。それで日本の文化を紹介するようなダンスや衣装を用意しました。日本とカナダの交流を深めていくことで、さらなる関係性の幅を広げていきたい」と熱い思いを語った。

 今回のパレードに参加した理事の皆さんはサミー高橋会長代行、東敏隆副会長のほか、ケーシー若林さん(日本航空)、山田圭哉さん(HIS),田尻純一さん(APA Coast Hotels)、タロウ・ウィットレッドさん(SELC)、応援団で参加して下さった方々は語学学校Vectorの加藤真理校長率いるダンスチームVector 7、語学学校International Houseの学生さん、同じく語学学校SELCの学生さん、ノースショアLions Clubの会長、ジョージ・シムさんが率いる千葉を親善訪問したことのある9名の若者だった。個人で参加者の一人のオードリー・ヤップさんは「自分自身が4年間、徳島に住んでいたこともあり、この度の参加を決めました。日系カナダ人のコミュニティーとのつながりを今後も持っていきたいです。また来年も参加したいです」と表情柔らかく語った。

 またノースショア・ライオンズ・クラブ会長のジョージ・シムさんは「両都市の姉妹都市提携50周年をカナダデー・パレードで祝えることを誇りに思います。私たちはとても素晴らしい友好関係を築いてきたと思いますのでこの関係性を持続させたいです」と語った。 

(記事提供 森井聡子さん) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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