2018年11月1日 第44号

朝起きてまだ薄暗い外へ出ると、肌寒いシーズンになってきました。日増しに冬の足音が近づいてきます。そんな中、ちょっとウキウキしているあなたは、スキーヤーかスノーボーダーでしょうか? カナダのバンクーバー近郊には、素晴らしいスキー場があります。この冬、お友達やご家族で出かけて行きたいという方もいることでしょう。

そこで、ぜひ知っておきたい!スキー・スノボーウェアの選び方をご紹介します。

 

お気に入りの新しいウェアを着れば、さらに冬が楽しくなる!(写真提供:Westbeach)

 

ウェアに求められる2大機能は耐水性と通気性

 これからウェアを買うことを考える人がいたら、ぜひこの2つの機能をチェックしてください。それは、「耐水性(Waterproof)」と「通気性(Breathabilty)」です。

 耐水性は、英語で「ウォータープルーフ」というように、ズバリ水をはじく機能のことです。数字が高ければより耐水性が高くなり、快適に過ごせます。

 通気性「ブリーザビリティ」は運動によって出た汗を外に逃がしてくれるような機能。これは忘れがちですが、実をいうとスキーヤーやスノーボーダーの方に大事な機能です。たまった汗がウェア内にこもると不快極まりない。極端な話、水をはじくだけなら、プラスチック製の雨合羽のようなものが強力ですが、それでは通気性がまったくないので、皆さん専用のウェアを求めるわけです。

 

さまざまなコンディションが考えられるので、最低限必要な機能を知っておきたい!

 

耐水性と通気性、必要な数値とは?

 大ざっぱに伝えてしまえば、値段が高いウェアほど耐水性と通気性の数値が高く、安いウェアほど、この数値が低いということになります。そこでユーザーとしては気になるのは、その基準の数値でしょう。はたして、どれほどまでの数値がスキー場では求められるのか? 

 一般的には、耐水性が5,000mm。通気性が5,000gがあればいいといわれています。さらに詳しいデータを述べると、小雨をはじくのが300mm、中雨をはじくのが2,000mmというから、まずスキー場で雨が降ったとしても、5,000mmあればほぼ濡れることはありません。ちなみに大雨なら10,000mmあれば守ってくれます。

 この記事を読んだ後にぜひスポーツショップに行ってみてください。きっと多くのスキー用ジャケットやパンツのタグに表示があり、耐水性(Waterproof)が10,000mm、通気性(Breathabilty)が10,000gあることに気づくことでしょう。そう、現在多くのスポーツ店などで販売しているウェアは、十分にスキー場で快適に過ごせる機能が備わっているのです。

 

現在販売されている多くのウェアは十分に水をはじく優秀なもの

 

高くて高品質のウェアか?オシャレで安いウェアか?

 基本的なウェア機能を理解したら、今度は自分に合ったウェアを考えてみましょう。提案するのは、2つです。長く飽きのこない高品質のウェアを何年も大切に着るか。もうひとつは、カラーやデザインの流行りもあるので、毎年、もしくは2年に1度は買い替えるような気持ちで安いものを選ぶか。

 そのシーズンの流行のちょっと派手なウェアにトライしたい!という方もいると思います。

 例えば、Westbeachレディース用のジャケットは、首回りにオシャレなファーがあり、袖や裾にカラフルなストライプがあります。こんなかわいいウェアを「ぜひ着てみたい!」という方もいるでしょう。

 インパクトが強いウェアよりシックでおとなしいデザインを好む方は、どんなジャケットにも合うようなブラックのパンツに、オレンジやブルーなどのジャケット、高品質な生地を選ぶことが多いかもしれませんね。そこで、次に有名な生地、ゴアテックスについて説明していきましょう。

 

高機能のゴアテックスについて

 近年のウェア選びにおいて、必ず出てくるキーワード、ゴアテックス (Gore-Tex) 。これはアメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する生地素材のことで、スキーウェアや登山ジャケットなど幅広く利用されています。さまざまなウェア・ブランドの中でも上位モデルに利用されていて、値段もかなり高め。先に耐水性は、10,000mmもあれば十分ですよ、ということを伝えましたが、ゴアテックスなら30,000mmあって普通。さらに通気性も高く、最も快適なウェアと言っていいでしょう。

 しかし、ここで注意点!どんなに高品質なウェアでもメンテナンスをしていなければ宝の持ち腐れ。例えば、何度も使っているうちに「以前よりも濡れるようになった」またハイクしていて「蒸れるようになった」と感じる人は、メンテナンスを怠っているのです。メンテナンスとしては、ウェア専用の洗剤で洗濯することで、長くその機能の恩恵を受けることができます。ゴアテックスのような高品質なウェアを買う方は、お気をつけください。

 

憧れのゴアテックスのウェアを買ってもメンテナンスを怠れば宝の持ち腐れ。汚れたら洗濯しましょう

 

お買い得品の買い方

 ここまで読めば、早速スポーツショップなどにウェアを見に行きたいという方もいるでしょう。それでは、実際にどんなところで買えばいいのか?チェックしたいところは3つ。

 ひとつは、バンクーバーなら4thアベニューにあるようなスキー、スノーボードの専門店が並ぶところ。まずはそんな商店街をブラブラ歩いて、トレンドをチェック。自分の好みのウェアを探してみましょう。もちろん値段もチェックしてください。そこには、きっと人気メーカーのウェアが飾られているはずです。また店員さんの専門的な知識で役に立つアドバイスももらえるでしょう。

 次にスポーツチェック(SPORTCHEK)のような大型スポーツ店も見てみましょう。そこにあるのは、有名メーカー品の下位モデルです。例えば、スポーツチェックにも有名なメーカー品であるノースフェイスやバートンなどのジャケットもあります。そこにあるのはメーカー品の中でも比較的にエントリーユーザーのモデル。とはいってもコストパフォーマンスに優れた良いものが多いので、ともかく安く済ませたい方にはオススメです。ただし、こうした低価格なスポーツ用品を揃えるお店は、あまり店員さんに知識がないかもしれませんので、自分の考えで良いモノを選ぶ心構えが必要になりそうです。

 さらにカナダの人気アウトウェア・ブランドのARC'TERYX(アークテリクス)など、高品質なゴアテックス生地のジャケットを求める方は、アウトレット・ストアがオススメです。特にこうした高級アウトウェア・ブランドの場合、そもそも飽きのこないようなシンプルなデザインが主。だから、昨シーズンのモデルでも古さは感じないし、長く使える利点があります。

 

憧れのウェアはアウトレット店を利用するのも手!

 

ここもチェック!

 他にもさまざまなウェア選びの要素がありますので、最終アドバイスを!近年、安全面からスキー場でヘルメットをかぶるのがあたり前になってきています。ヘルメットをしてもフードをかぶれるジャケットも増えているので、その辺もチェックしてください。

 またポケットの数が多く、モノがなくならないようなファスナータイプのポケットであるかどうか。ゲレンデでは、車の鍵、財布、ケータイなどしまっておくポケットが必要です。

 ジャケットの裏地の生地などもチェックしてみましょう。雪が中に入るのを防ぐパウダーガードがあるか、汗をかきやすい背中の部分で汗を吸い取るような生地が施してあるか、フード回りは雪が付かない生地になっているか、ファスナーに防水加工のテープがあるかなど。

 いろいろ細かいところまで考えると、なかなか決めにくくなってしまうかもしれませんが、ウェア選びのポイントにしてみてくださいね。

ウェアのポケットの数や中の生地などもチェック!

 

(取材/写真 飯田房貴)

 

 

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