2018年7月19日 第29号
第42回パウエル祭は8月4日・5日に、戦前日本人街のあったオッペンハイマーパーク周辺を会場に開催され、様々なパフォーマンス、アクティビティ、食品ブース、フードトラック、クラフト販売などが楽しめる。(メディアスポンサー:バンクーバー新報)
昨年パウエル祭を沸かせた楽一の神輿が今年も登場 (8月4日) (写真提供: Shannon RD Miller)
フード販売
お祭りといえば、屋台で食品を買うのも楽しみだが、パウエル祭でも多数の食品ブース、フードトラックが登場。日系団体や飲食店などが出店する。
たこ焼きやラーメン、アイスクリームなど定番のメニューから、粕ジュース、抹茶スイーツまで多彩なラインアップ。
アーティスト(アルファベット順)
▶Banana Bread バナナブレッド
バンクーバージャズフェスティバルにも参加しているギタリスト中島有二郎さんを中心に結成したバンド。
▶BUSHIDO 節童
太鼓、尺八、篠枝、津軽三味線、ディジュリドゥ、ジャンベを演奏。アルスビン・リュウゼン・ラモスとアカギ・ノリ。
▶Chiharu Mizukawa
ー Painting with Water and Fire 水川千春 ー 水と火による絵画 ビジュアルアーティストの水川千春が、紙、火、水という3つの要素だけを使って繊細な絵を描く。作品は8月4日と5日にCentre A Gallery(268 Keefer Street)の2階で展示される。
▶de Couto/Nagasaki/ James Organ Trio デ・コウト/ナガサキ/ ジェームズ オルガン トリオ
Jason de Coutoが率いるバンクーバーの アンサンブルトリオ。
▶Emma Lee Toyoda エマ・リー・トヨダ
シアトル生まれ、シアトル育ちのシンガー。2016年に発表したデビューアルバムはKEXPのトップ90.3アルバムに選ばれた。
▶Handpan Journey ハンドパン・ジャーニー
世界を旅するハンドパン奏者、ハンドパン・ジャーニー。ハンドパンは世界でも非常に珍しい楽器で、美しく優しい音色が特徴だ。
▶HAPA-PALOOZA: FLOATING LIGHTS, LIONS IN WAITING AND JUKEN
アートフェスティバル、Hapa-paloozaの共同創設者であり、映画監督でもあるジェフ・チバ・スターンズによる短編映画、「FLOATING LIGHTS」、「LIONS IN WAITING」、「JUKEN」上映。
▶Japan's Supernatural 日本の神秘 (ZACK DAVISSON ザック・デイヴィソン)
執筆、翻訳、民俗学研究を行うザック・デイヴィソンが、平安時代の目に見えない怪物から江戸の妖怪まで案内。
▶KARAKORO からころ
パフォーマンスグループ、からだとこころの出会いの会、通称「からころ」。伝統的な沖縄のエイサー踊りとオリジナルの創作エイサーを披露。 大阪から参加。
▶Kaya Kurz カヤ・クルツ
現在キャピラノ大学でジャズを学ぶKaya Kurz(ボーカル)、Riley Poystila(ベース)、Adrian Sowa(ギター)によるトリオ。
▶Kids These Days 最近の子どもたち
日系カナダ人および様々な背景を持つ海外からのアーティストが、自身の信念、体験談、アドバイスなどを語る。パネル:ソフィア・アキコ・スティーブンス、エリカ・ヒロコ、カノン・ヒューイット、アキラ・イマイ、司会:エミ・ササガワ。
▶KISYUU JAPANESE CALLIGRAPHER・書道家姫洲
7歳で書道を始めた姫洲による大筆を使ってのダイナミックな書道実演。
▶Kohei Yoshino コウヘイ・ヨシノ
バンクーバーに本拠を置くシンガー・ソングライター。10歳でアコースティックギターを始めた。日本、メキシコ、カナダなどで活躍。
▶Kokoro with Jo Passed ココロ with ジョ・パスト
ココロダンスとバンド、Jo Passedのコラボ。
▶Manga Translation 101 マンガ翻訳入門
マンガ翻訳家でConfessions of a Manga Translator の著者でもあるZack Davissonがノウハウを案内。
▶Minemoto Arai Minato ミネモト・アライ・ミナト
昨年に引き続き登場のミネモト・アライ・ミナトは、シャロン・ミネモト(ピアノ)、バーニー・アライ(ドラム)、ブライアン・ミナト(ベース)の3人組によるセッション。
▶Presence in the Absence Chiharu Mizukawa, Tomoyo Ihaha, Nao Uda 水川千春、トモヨ・イハラ、宇田奈緒 不在の中の存在
国際的なビジュアル・アーティストが、製作プロセスと紙の果たす独特の役割について話す。
▶Seishun Youth Academy 青SHUN学園カナダ校
日本の音楽とアイドル文化を北米に広げることを目標に活動する、福岡発ロック系アイドルユニット「Seishun Youth Academy」。
▶Sophia Akiko Stephens ソフィア・アキコ・ステファンズ
シアトル出身の学際的な演奏家、作家、アーティスト、ソフィア・アキコ・ステファンズのパフォーマンス。
▶Soramaru Takayama 高山宙丸
高山宙丸は2014年に詩集「月とブランコ」を出版し、3回の日本ツアーを達成。カナダ友好協会、ジョイ・コガワハウスに参加し、バンクーバー日本語学校110周年では詩の制作とパフォーマンスを行っている。
▶Supernatural Cats 日本の化け猫
『Supernatural Cats of Japan』の著者で妖怪学者のザック・デイヴィソンが、化け猫の秘密を語る。
▶The Tashme Project: The Living Archives タシメ・プロジェクト:生きるアーカイブ
カナダ各地在住の日系カナダ人二世20人へのインタビューをもとに制作。ドキュメンタリースタイルの演劇。
▶Tatsuya Nakatani 中谷達也
アメリカ在住の日本人パーカッション奏者、中谷達也がナカタニ・ゴング・オーケストラを率いてパウエル祭に登場。ワシントンDCケネディーセンターなどをはじめ、全米各地、メキシコ主要都市の現代美術館、アートセンターで演奏を経験する実力派。
▶Terry Watada テリーワタダ
トロント生まれのライター、テリー・ワタダが、太鼓演奏者、ジョン・エンド・グリーナウェイの太鼓に合わせて、著書『The Three Pleasures』を朗読。
▶The In-between Perspective: Films by Mayumi Yoshida 中間の考え方、(『AKASHIーあかしー(吉田真由美監督)』上映)
バンクーバーで活躍する日本人俳優・映画監督の吉田真由美の作品を上映。吉田の作家/監督デビュー作である短編映画AKASHIーあかしーとNach Dudsdeemaythaと共同で監督した最新作。
▶The Politics of Painting by Ikeda Asato presented by Centre A Gallery 池田安里 絵画の政治
新刊「絵画の政治:第二次世界大戦中のファシズムと日本の芸術」 (ホノルル:ハワイ大学、2018年)の講演。
▶TsukumogamiーJapan's Object Ghosts 付喪神 ー 日本の器物に宿るおばけ
長い年月を経た道具に神や霊魂、精霊などが宿るといわれるのが日本の民話の付喪神(九十九神)。民俗学者・ザック・デイヴィソンが日本の妖怪について語る。
▶Unpacking Our Histories ーA Community Conversation by Kayla Isomura 歴史を紐解く ー コミュニティ・カンバセーション
カイラ・イソムラが、日系カナダ人とアメリカ人の4世と5世を相手に、「もし、かつて自分たちの先祖が体験したように今すぐ強制収容所に連れて行かれるとしたら、何を持っていくか」を問いかける。
▶Westside Warriors ウエストサイドワリアーズ
ランガラ・カレッジのデジタル音楽研究を卒業したトビー・ムカイ(Tobes)。バンクーバーでラッパーとして活躍するディロン・リノ・ロンソンと、過去10年間、コラボレーションを続けている。
▶Za Daikon 座ダイコン
演劇
参加型アクティビティおよびウォーキングツアー
・参加型アクティビティ
相撲トーナメント、気合コンテスト(大声コンテスト)、バンクーバー朝日軍ピッチゲーム(朝日軍の元選手を三振させられるか)、綱引き、スイカ割り、炭坑節など、一般参加のアクティビティもある。
・パウエル街ウォーキングツアー
戦前、日本人街があったパウエル通り地区の建物、商店を訪れる。参加無料 所要時間: 約45分
・英語ツアー:土曜 午後2時&4時、 日曜 午後2時&3時
・日本語ツアー:土曜 午後3時 バンクーバー日本語学校から出発
▶メイン会場、オッペンハイマーパーク(400 Powell Street)へのアクセス
オッペンハイマーパークはPowell StreetとE Cordova Street、そしてDunlevey AveとJackson Aveの間。
▶バス:4番 (Powell/UBC)と7番 (Nanaimo Station/Dunbar)がオッペンハイマーパークのそばを通る。あるいは、14番、16番、20番、95番などのEast Hastings Streetを走るバスを利用。スカイトレインのMain Street駅から歩くと1.5キロ(約20分)だ。
▶車:周辺で路上駐車もできるが、パウエル祭中は駐車禁止となっているので要注意。車椅子の人には2台分のスペースがある(604-739-9388に予め連絡)
▶自転車 駐輪スペースあり。
▶その他会場
・ファイアーホール・シアター (Firehall Arts Centre) 280 E Cordova St
・バンクーバー日本語学校 487 Alexander St
・バンクーバー仏教会 220 Jackson Ave
・センターAギャラリー 268 Keefer Street
正午から5時
水川千春 (水と火を使って描いた作品)
宇田奈緒 (日系カナダ人の歴史に関係する場所で撮影された45枚の 写真のスライド投影)
(取材・文 西川桂子 写真提供:The Powell Street Festival Society)
Emma Lee Toyoda
KISYUU JAPANESE CALLIGRAPHER 書道家姫洲
Sophia Akiko Stephens
Soramaru Takayama
Tatsuya Nakatani
オシャレな和グッズも手に入る
大阪ボールのオリジナルたこ焼き(写真提供:ハGalacia Tan)
ナイトマーケットなどでも人気のトルネードポテト(写真提供:ハKatelyn Yuen)
今年もある!人気の相撲トーナメント(8/5、4時〜5時)