2018年5月31日 第22号

7月1日はカナダの建国記念日、カナダデー。コンサートや花火など、グレーターバンクーバーでは、ことしもさまざまな催し物がある。建国151周年となるカナダの文化や歴史を感じながら、家族や友人と過ごす絶好の機会だ。活気あふれるカナダデー・イベントを満喫しよう!

 

夜空を彩る美しい花火がカナダデーを締めくくる (写真提供:Canada Place / Vancouver Fraser Port Authority)

 

Canada Day at Canada Place

7月1日(日)
場所:カナダプレース、ジャックプールプラザ(聖火台広場)、バンクーバーコンベンションセンター周辺

 グレーターバンクーバーで最大のカナダデー・イベントはカナダプレースとその周辺で行われる。バンクーバー港湾局が主催し、今年で31年目となるこのイベントには、25万人以上が訪れることが見込まれる。野外コンサートを楽しみながら大勢の人と賑やかにカナダデーを祝いたい人におすすめのスポットだ。たくさんのフードトラックが集まるので、バラエティ豊かな料理も堪能できる。

注目のイベント
●カナダのカントリー歌手Jojo Masonによるパフォーマンス(メインステージ)
●新たにカナダ市民権を得た人の式典
●Canadian Forces Zone
●Coast Capital Savings Youth Zone
●Innovation Zone
●夜空を彩る打ち上げ花火

 花火は午後10時半から、コールハーバーで打ち上げ開始。カナダプレース、コンベンションセンター、コールハーバー、スタンレーパークのナインオクロックガンなどからよく見える。また、カナダプレースには有料のビューイング・ゾーンも設置される。ゆったりと花火を楽しみたい人におすすめだ。一人$15で、5歳以下は無料。事前にチケットを購入しよう。

 2009年から毎年恒例のイベントとなっていたバンクーバーダウンタウンでのカナダデー・パレードは、残念ながら今年は行われない。バンクーバー港湾局によると、カナダデー・イベント開催のために必要なコストの増加が理由だという。今後新たなスポンサーが現れることを期待したい。

 

Canada Day on Granville Island

7月1日(日)
場所:グランビルアイランド

 毎年カナダデーには全国各地から集まるアーティストのパフォーマンスやカナダデー・パレードが行われるグランビルアイランド。地元の新鮮な食材を味わえるグルメも充実しており、家族でカナダデーを楽しむのにぴったりの場所だ。7月1日は、バンクーバー・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルの最終日でもあり、グランビルアイランドで数多くの無料コンサートが開催されるので、ジャズ好きにはうれしい。小さな子どもはフェイスペイントをして、ウォーターパークやキッズマーケットで楽しい時間を過ごせそうだ。

 

Steveston Salmon Festival

7月1日(日)6:30amー5:00pm
場所:スティーブストン

 1945年から続く歴史あるイベント、スティーブストン・サーモン・フェスティバル。早朝から夕方まで、家族で楽しめるイベントだ。今年も8万人以上がスティーブストンでカナダデーを祝う。たくさんの料理の中で一番人気なのは、サーモン・バーベキュー。毎年1200ポンドを超える鮭が用意される。売り切れないうちにゲットして、焼きたての海の幸を味わおう!

イベント予定
6:30amー11:30am パンケーキ・ブレックファースト
9:30am 地域の子どもたちが自転車に乗って参加するKids Bike Parade
10:00amー12:00pm カナダデー・パレード
12:00pm 開会式
午後は、日本文化、園芸、武道など、さまざまな分野の展示やデモンストレーションがある。

 

Canada Day Celebration at Waterfront Park

7月1日(日)12:00pmー4:00pm
場所:ウォーターフロントパーク(ノースバンクーバー)

 今年で30周年となるノースバンクーバーのカナダデー・イベント。バルーン・アーティスト、ジャグラーなど、地元のパフォーマーが集まり、多彩な催しがある。子どもが大好きなバウンシー・キャッスルやクライミングウォールもあり、家族全員が楽しめる。

 

Canada Day Celebrations at Swanguard Stadium

7月1日(日)5:00pmー10:00pm
場所:スワンガード・スタジアム(バーナビー)

 午後5時からは、スワンガード・スタジアムでカナダデーのアクティビティを楽しめる。入場無料。午後6時半からはコンサート、日没後は打ち上げ花火がある。

 

Canada Day in Burnaby Village Museum

7月1日(日)11:00amー4:30pm
場所:バーナビー・ビレッジ・ミュージアム

 1920年代の町並みが再現されており、訪れる人がまるでその時代にタイムスリップしたような気分を味わえるバーナビー・ビレッジ・ミュージアム。カナダデーには家族向けのさまざまなイベントが催される。入場無料(回転木馬は1回$2.65)。カップケーキと音楽を楽しみながら、カナダデーをお祝いしよう。RCMPの隊員や1920年代の衣装を着たスタッフとの写真撮影もできる。

 

North Shore Canada Day Parade

7月1日(日)10:00am
場所:ノースバンクーバー

 ノースショア・カナダデー・パレードは午前10時に、West Grand Boulevardと13th Streetの交差点からスタート。地元コミュニティのさまざまなグループがダンスや演奏で盛り上げ、約4万人の観客を魅了する。

 

Fort Langley National Historic Site

7月1日(日)10:00amー5:00pm
場所:フォートラングレー国立史跡

 19世紀初めに貿易で栄えたフォートラングレーは、BC州発祥の地として知られる。カナダデーを迎えるのにふさわしい、歴史ある街だ。フォートラングレー国立史跡はカナダデーには特別に入場無料。バグパイプの演奏や祝賀セレモニー、さまざまな文化の音楽などが楽しめる。隣接するラングレーセンテニアル博物館でも催し物がある。ぜひ、この機会にフォートラングレーに出かけよう!

(取材 船山祐衣)

 

カナダプレースでの野外コンサートの様子 (写真提供:Canada Place / Vancouver Fraser Port Authority)

 

カナダプレース周辺はカナダデーを祝う大勢の人で賑わう (写真提供:Canada Place / Vancouver Fraser Port Authority)

 

フェイスペイントを楽しむ子どもたち(写真提供:Granville Island)

 

サーモンBBQの香ばしい匂いが漂う(写真提供:Steveston Salmon Festival)

 

スティーブストンのカナダデー・パレード(写真提供:Steveston Salmon Festival)

 

バーナビービレッジでカナダ国旗を子どもに手渡すスタッフ(写真提供:Burnaby Village Museum & Carousel)

 

カップケーキにもカナダの国旗(写真提供:Burnaby Village Museum & Carousel)

 

ノースショア・カナダデー・パレードの様子 (写真提供:Celebrate North Shore Society)

 

インドのダンスパフォーマンスがカナダデーを盛り上げる(写真提供:Parks Canada)

 

カナダデーで賑わうフォートラングレー国立史跡(写真提供:Parks Canada)

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。