■この制作を始めた動機は何ですか?
崚馬君:なんか面白そう。
■誰が言い始めたのですか?
一心君:お母さんがビデオを作っていて、僕もやってみたいなあって。
■で、大和君がアートとエディティング担当なんですね?
大和君:そう。
一心君:僕と大和がエディティングで、大和がスタートの絵は全部描いている。
崚馬君:スキーヤーは僕。
■お父さんからアドバイスはあった?
崚馬君:うん、あったけどエディティングとかもっとちゃんとしたほうがいいし、スキーももっと上手になったほうがいいって。

■クマのビデオは崚馬君が全部自分で撮ったんですよね?
知詠子さん(母):夏スキーに行って、たまたまリフトに乗ったら下にクマがいて、それを自分で見つけたから自分で撮って、YOUTUBEに出したらカナダ観光局のコマーシャルを作っている会社の人から、コンペティションにのせていいですかっていうから、いいですよって。そしたら決まって。
■うれしかったですか?
崚馬君:はい。

■ビデオを作っていて、周りの友達からの反響とかはどうですか?
崚馬君:このビデオ面白いって。見たほうがいいとかいろいろ言われる。
■語れて歌えるスキーヤーを目指しているんですよね。
知詠子さん:家でよく歌を歌っているんです。
■どんな歌を歌っているの?
崚馬君:僕のお父さんと車にのっていると、いつもCDで流している歌があって、家にウクレレがあるのでトライしてみて。
■歌ってもらっていいですか?
崚馬君:イムジン河 水清く、とうとうと流る。
■知っていますよ〜。
崚馬君:パッチギ、
知詠子さん:パッチギっていう映画があって、そこで歌っていて。それで。
■滑っているときもそういう歌が頭の中で流れますか?
崚馬君:まあ、ちょっとは浮かびますね。
知詠子さん:昔ヒデさん(父・英彦さん)が作ったスキー映画の音楽を覚えていて、それも口ずさみながら滑っている。

■今まで滑っていて面白かったコースは?
崚馬君:一番面白いのはサンボールかな?ウィスラーピークのほうの。
■どういうのが好きですか?たとえばモーグルとかパウダーとか?
崚馬君:パウダーですね。
■ビデオ見るとすごいところ滑っていますね。怖かったことはないですか?
崚馬君:一番怖かったところは、入り口がすごくスティープなところ。でも大丈夫だなと思ってスキーをしました。
■勉強とスキーの両立とかは?
知詠子さん:勉強してないから(笑い)
一心君:崚馬は勉強しないもん。
■大和君は勉強と絵とどっちが好き?
大和君:絵の方が楽しい。

■お兄ちゃんから見てみんなに一言ありますか?
一心君:大和は時間をもうちょっとうまく使ってほしい。そしてもうちょっといろんなことをやったらいい。崚馬にはもうちょっと勉強頑張ってほしいかなあ。あと、ビデオで話すときに、もうちょっと普通に話してほしい。
■大和君からおにいちゃんと崚馬君へ。
大和君:崚馬には一心が言ったことと同じ。一心にはもっと優しくしてほしい
■崚馬君からは?
大和には、もうちょっと運動したほうがいいと思うんですけど~。で一心には大和と同じだけれど、もうちょっと優しくしてほしい。

■日本に行ったことはありますか?で、日本で好きなところは?
崚馬君:あります。日本のスキー場って楽しい。八方と苗場とそういうスキー場が好き。
知詠子さん:この子達みんなお父さんと二人旅行で行っています。行き場所がそれぞれ違っていますが大体近いところ。広島、石垣、大阪、京都、奈良、北海道など。
一心君:僕は石垣島かな。
大和君:僕は、一番好きなのは大阪。
■大阪のどういうところが?
大和君:食べ物が美味しいし、ひとがみんな優しいし、あと、カナダと全然違うから。
■普段は英語ですか?
大和:いえ、日本語です。
■では日本に行ったときに英語しゃべりたいとか、そういうことはあまりストレスにならないですか?
一心君:ないです。日本は大好きです。
大和君:僕は微妙。
崚馬君:僕はありますけれど。ぼくは二つともなんかミックスしちゃって。
なんか英語と日本語が一緒になってしゃべっちゃう。
■ではカナダで好きなところは?崚馬君はお父さんとカナダ大陸横断の旅に秋に行ってきたばかりですね。
崚馬君:う~んと、ケベックですね。ケベックのシティーはいつも歌っている人とかばかりで、なんか面白いしフレンチとか書いてあるので面白い。
■スコーミッシュとかウィスラーは好き?
崚馬君:スコーミッシュが一番好きです。ハイキングトレイルとか一杯あるから。
■大和君は?
大和君:僕もスコーミッシュが一番好き。
■どういうところが?
大和君:え~と。バンクーバーみたいに車が多くなくて、ウィスラーみたいに何でも高くない。
知詠子さん:(笑いながら)おやじくさい答えだな。
一心君:僕、スコーミッシュが一番好きです。マウンテンバイクトレイルが多くて、バンクーバーからそんなに遠くなくて、ウィスラーからも遠くないし、静かだし。

■将来の夢みたいなものはありますか?
一心君:まだないですけれど、たぶんスポーツの中で何か仕事やりたいなって。
■大学は?
行きたいですね。その中で、何かスポーツにかかわる仕事やりたいですね。
■大和君は?
大和君:僕まだ決めていないです。
■絵が好きだったらそっちのほうとか?
大和君:う~ん。まだわからないですね。
崚馬君:僕はスキーヤーですね。
■オリンピックとか興味ある?Xゲームとか?
崚馬君:Xゲームのほうが楽しいと思う。

■一心君はゴルフも得意ですよね?
一心君:はい。今ハンディ2かな。
■大和君は
大和君:ゴルフも楽しいです。
■ホッケーは?
一心君:ホッケー大好きです。
崚馬君:僕もホッケー大好きです。
■ホッケーのどんなところが楽しいですか?
一心君:チームスポーツだからみんなでやって、そういうところが楽しい。
崚馬君:僕のホッケーチームはすごく人に優しいし、なんかインジュードになったらいつも、大丈夫かって言ってくれて。
■お父さんに対して何かこうしてほしいとか、ありがたいなあと思うこととかありますか?
一心君:色々なスポーツやらせてもらって嬉しいと思います。
みんなの時間をちゃんと使って、いつも家にいて、聞きたいことがあったら話してくれてとても頼りになります。
大和君:僕が言いたかったこと全部言っちゃった。
崚馬君:まあ、(おとうさんは)おやじギャグとかやるからなんか面白くて。そしてスポーツとか色々やらせてもらって本当に嬉しい。

■ではお母さんに対しては?
一心君:ホッケーとかいつも連れて行ってもらっているし、ありがたいと思っています。
あと、エディティングとかも手伝ってもらってありがとう。
料理とかもとても旨くて、今日もビーフシチューとか作ってもらって嬉しかったです。
大和君:大体同じ。
崚馬君:料理美味しくて、オムライス美味しいです。ホッケーとスキーとか一緒に行ってもらってとても嬉しいです。イメージ


スコーミッシュに生まれ、スコーミッシュで育ったC3ブラザーズ。お話を伺ったとき、お父さんはたまたま日本に行っていましたが、ご家族や兄弟、そして友達たちみんなでC3ブラザーズの制作を楽しみ、そして応援している雰囲気がすごく伝わってきた。
今後ますますビデオ制作に磨きがかかり、スポーツシーンやアートシーンでますます活躍する場が増えるのではないか?今シーズンのビデオも含め、今後のC3ブラザーズに注目したい。

 

C3ブラザーズのHP:http://members.shaw.ca/c3pro/c3bro.html

カナダ政府観光局に採用されたクマのシーン:http://www.youtube.com/watch?v=ZchnlR8rF1g&feature=player_embedded

 

(取材 野口英雄  写真協力 千安英彦さん)

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