2017年6月22日 第25号

来る7月1日は、カナダの建国記念日にあたるカナダデーだ。特に今年2017年は建国150周年を迎えることから、例年以上の盛り上がりが期待できる。カナダに滞在している人は歴史的イベントをぜひ、満喫してほしい。グレーターバンクーバーでのカナダデーイベントを紹介しよう。

 

カナダデーにはあちこちでメープルリーフの旗がはためく(写真提供: District of West Vancouver)

 

Canada Day at Canada Place

7月1日、2日(土、日)
時間:11:00am〜10:00pm (1日)、 10:00am〜4:00pm (2日)
場所:カナダプレース、オリンピック聖火台があるジャック・プール・プラザ、およびその周辺

 グレーターバンクーバーで最大のカナダデーイベント。今年のカナダデーは土曜日ということで、カナダプレースでのカナダデーイベントは1日と2日の二日間にわたって、繰り広げられる。7月1日の夜には花火もある。15ドルのチケットを購入してビューイング・ゾーンでゆったりと見ることも可能だ。

チケット:http://ticketstonight.ca/events/?eViewBy=day&e_sDate=2017-07-01&e_eDate=2017-07-01

イベントハイライト
●新たにカナダ人となった150人を迎える式典(コンベンションセンター)
●ポゴスティックなどで遊ぶことができるCoast Capital Savings Youth Zone(ジャック・プール・プラザ)
●戦車などのディスプレイのあるCanadian Forces Zone
●Canada150 Zone
●Harbour Green Park では子どもたちが様々なアクティビティなどを楽しめるKids Zone (7月1日のみ)
●パンケーキ・ブレックファースト(7月2日)
●パレード(7月2日、5:00pm〜)West Georgia St.×Broughton St.からスタートして Burrard St.×West Pender St.に到着
●フードトラック・屋台
●カナダプレースCanada Place Wayのメインステージほか合計4つのステージでコンサート

メインステージ予定
11:10 am – Jocelyn Petitt
12:15 pm – Ryan McNally
1:30 pm – DJ Dash and Dhakhaka Kwaan Dancers
2:45 pm – Ten Souljers
4:30 pm – Fefe Dobson
6:00 pm – Emerson Drive
7:30 pm – Dragonette
9:00 pm – Sam Roberts Band
The Pier Point Lounge & North Point ステージ (カナダプレースの北端)、Celebration ステージ (コンベンションセンター、ホールA)、Coast Capital Savings Youth Zone (ジャック・プール・プラザ)でもコンサートやアクティビティあり。

 

Canada Day Celebrations at the Burnaby Village Museum

7月1日(土)
時間:11:00 am〜4:30 pm
場所:バーナビービレッジ

 1920年代の街並みを再現したバーナビービレッジでのカナダデーのお祝い。Central Park Theatreでは、レトロな雰囲気のモノクロの映画を上映。パレードやスカベンジャーハントなどのゲームも行われていて子どもも楽しい。人気は1912年製の復元したカルーセル(回転木馬)だ。スタッフは1920年代の服装なので、一緒に記念撮影はどうだろう。

11:15am〜12:00pm – Coastal Wolf Pack(Salish Singers & Dancers) Vorce ステージ
12:00pm〜12:30pm – Rene Hugo Sanchez & Friends Orchard ステージ
12:15 pm〜12:40pm – Tian-Jin Temple (中国の太鼓および舞踊) Hill Street
12:45pm〜1:30pm – Kokoma African Heritage Ensemble (アフリカのドラム&ダンス) Vorce ステージ
1:00pm〜1:45pm – Celtic Lasses - フィドル Orchard ステージ
1:45pm〜1:55pm – パレード Village Streets
1:55pm〜2:25pm – 祝典 Vorce ステージ
2:30pm〜3:30pm – カップケーキ Meadow
2:15pm〜2:45pm –Rene Huogo Sanchez & Friends Orchard ステージ 2:45pm〜3:30pm –  Will Stroet           Vorce ステージ 3:15pm〜4:00pm – Celtic Lasses - フィドル Orchard ステージ
3:45pm〜4:15pm – Rene Huogo Sanchez & Friends Vorce ステージ

 

O Canada

7月1日(土)
時間:9:00am〜10:00pm
場所:グラウスマウンテン

 木登り、丸太切りなどのスピードを競う、ランバージャック(木こり)ショーが人気。このショーもカナダデーはスペシャル版で行われる (11:15am, 2:00pm, 4:30pm)。そのほか、ライブでの音楽演奏やTheatre in the Skyでカナダの映画を鑑賞など盛りだくさんの内容だ。体験斧投げ(2:00pm〜6:00pm)やホッケーのシュートアウトにトライしたり、マスコットと記念撮影もできる。9:30am〜10:30amはヨガがあるので、カナダデーを健康的に過ごしたいという人にお勧めしたい。

 通常同様、グリズリーベアの見学も可能だ。Altitudes Bistro とRusty Rail BBQではビーバーテールやプティンといったカナダ料理も楽しめる。さらに、グラウスマウンテンでは、人間で作るメープルリーフの最大記録達成を目指している (1:00pm〜)。

 

ノースバンクーバーのカナダデーのお祝いは、午前中にパレードで午後からはウォーターフロントパークでのフェスティバルだ。

 

North Van Canada Day Parade

7月1日 
時間:10:00am〜 
場所:Grand Boulevardから13th Streetに沿って進み、17th StreetをMahon Parkまで。

 様々なコスチュームを着て、参加者が練り歩くパレードは見ていて楽しい。

 

Canada Day at Waterfront Park

7月1日 
時間:12:00pm〜4:00pm、6:30pm 〜10:30pm 
場所:ウォーターフロントパーク(ロンズデールキーからすぐ)

 ウォーターフロントパークでフェスティバル。ヘリテージと多文化、環境、そして家族の誰もが楽しめるお祝いがテーマ。工芸品などを販売するマーケット、子ども向けアクティビティ、フードトラック、ライブ音楽。 The Rotary Club of Lions Gate主催。

 また、6:30pm〜10:30pmにはビアガーデンも登場。対岸のカナダプレースでの花火を見るのにも絶好のスポットとなっている。

 

Steveston Salmon Festival

7月1日 
時間:6:30am〜6:00pm 
場所:スティーブストン

 1945年からカナダデーのお祝いを続けているということで、歴史あるイベント。7万人以上が訪れる。6:30amにはパンケーキの朝食も。

 10:00amからはカナダデーパレード。フロート(山車)、マーチングバンド、ビンテージ自動車などが練り歩く。参加100組以上と盛大なパレードだ。

 パレード以外にもカーショー、チルドレンズフェスティバル、ユースフェスティバルなど、盛りだくさんの内容だ。スティーブストンという土地柄もあり、日本文化のショーも開催される。また、一番の人気はサーモンフェスティバルというだけあり、ワイルドサーモンのBBQだ。

 

Canada Day

7月1日 
時間:10:00am〜5:00pm
場所:Fort Langley National Historic Site

 19世紀初め、ハドソン・ベイ・カンパニーの毛皮貿易で栄えた街、フォートラングレー。フォートは砦の意味で、1827年に建てられた砦跡が、フォートラングレー国定史跡(Fort Langley National Historic Site)だ。今年はカナダ建国150周年ということで入場は無料だ。

 正午にはケーキカットと式典。その他、家族向けの様々なアクティビティが楽しめる。

 また夕方から夜にかけて、M’Girl の無料コンサート、続いて屋外で映画上映が行われる。

 

True North Strong & Free (Canada Day Celebration)

ウエストバンクーバーでのカナダデー
7月1日 
時間:2:00pm〜10:30pm
場所:ジョンローソン・パーク(John Lawson Park)

 フェスティバルは2:00pmの市民権取得式典で始まる。エンターテインメント、子ども向けアクティビティ、フードトラック。10時半頃からは花火も。

(取材 西川 桂子)

 

赤のRCMPの警察官たち(写真提供: Burnaby Village Museum & Carousel)

 

バーナビービレッジのスタッフは1920年代の衣装(写真提供: Burnaby Village Museum & Carousel)

 

ノースバンクーバーのウォーターフロントパークでお祝い(Canada Day at Waterfront Park)

 

グラウスマウンテンではジップラインも楽しめる(写真提供: Grouse Mountain)

 

子ども向けコンサート(写真提供: Burnaby Village Museum & Carousel)

 

ランバージャックショー(写真提供: Grouse Mountain)

 

フラッシュモブが現れた、ノースバンクーバーのイベント(Canada Day at Waterfront Park)

 

パレードの様子(写真提供:Steveston Salmon Festival)

 

カナダ建国記念日=誕生日ということで、あちこちでお祝いのケーキが用意されている(写真提供: Parks Canada)

 

フォートラングレーでは屋外で映画上映も(写真提供: Parks Canada)

 

バレエの衣装も白と赤(Canada Day at Waterfront Park)

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。