CIBC LunarFest
昨年の五輪期間中、ダウンタウンのグランビルストリートでCultural Olympiadの一部として開催されて好評だった、LunarFestが今年も戻ってくる。期間は2月3日から13日まで、場所は主にバンクーバー・アートギャラリー・プラザで、ランタンの水族館をテーマに夕方から夜間にかけて楽しむことができる。2月3日の午後5時には開会式も行われる。
Ocean Heart
2月3日から13日
4:00 pm – 11:00 pm
昨年はカナダと台湾の小学生がデザインしたランタンによるLantern Forestが世界中からの訪問者を魅了したが、今年のテーマは海。クジラやサメ、クマノミなど、海中に住む多様な生物をイメージして、世界中の子どもたちが作った、約3000個のランタンでできた、長さ約25メートルのトンネルが迎えてくれる。
Paper FantaSea
2月3日から13日
4:00 pm – 11:00 pm
台 湾のランタン作りの名人で、かつ環境保護運動家でもあるHsin Fu Hung氏が、防水性で、燃焼時に化学物質を放出しない、環境にやさしいPP合成紙を用いて創った彫刻作品を展示。この合成紙は、従来のパルプに替わるこ とで、地球上の森林を守ることを目指して台湾で開発された製品だ。トビウオをはじめとする、紙の芸術品にLEDライトを灯し、水中の王国を作り上げる。
Coral Castle
2月3日から13日
4:00 pm – 11:00 pm
プランクトンから蛸まで、多様な生物が暮らすサンゴ礁。世界の海洋生物の4分の1が、このサンゴ礁に生息しているが、地球温暖化をはじめとする気候などの変化で、生育環境が脅かされている。今年は10フィートのサンゴ礁をつくり、多様なエコシステムを紹介して、保全の重要性をアピールしようというもの。
ランタン行列
2月5日と12日
6:00 pm ―7:00 pm
Public Dreams Societyによるランタンの行列。2月5日と12日(いずれも土曜日)の2回。
さらに、行列の前には、やはりPublic Dreams Societyによる見学者がランタンを作ることができるワークショップも、2月5日と12日(いずれも土曜日)の2回、午後3時から6時まで開催される。
シャドーパペットショー
2月5日と12日
7:30 pm
パペットでも有名なPublic Dreams Societyが、人形を使って影絵ショー。
CIBCのパビリオンでは無料のホットドリンクもあり。またバンクーバー水族館に寄付をするとウサギのランタンのプレゼントあり(数に限りあり)。
Orchid Ensemble
2月5日
7:00pm -8:30 pm
Christ Church Cathedral(ジョージアとバラードの角)
カ ナダ版グラミー賞、ジュノ賞候補にノミネートされたこともある、Orchid Ensembleによる公演。中国の伝統的な楽器、二胡、古箏、そしてパーカッションのアンサンブルによる美しい音色が観客を魅了する。中国の伝統的な音 楽、現代音楽に加えて、世界の音楽、ジャズを演奏。チケットは15ドル。
LunarFestはコンサート以外は参加無料。またCIBCフォトコンテストも行われている。エントリーはフェースブックから。
チャイナタウンパレード
2月6日
正午-2:00 pm
チャ イナタウンでは色鮮やかな衣装をまとった人や、勇壮な獅子舞が練り歩くパレードが開催される。パレードはミラニアムゲートから出発して、ペンダーストリー ト、ゴアストリートから、キーファーストリートへ進む。ダンスやマーシャルアートのグループなど、参加者は合計で3千人以上、5万人以上が見物に駆けつけ る。バンクーバーの旧正月のメインイベントのひとつだ。
パレード後の2時から4時までは、チャイニーズカルチュラルセンター(50 East Pender Street)で、さまざまなパフォーマンスが行われる。またお祝いムードに沸くチャイナタウンを歩くだけでも楽しい。
中山庭園(Dr Sun Yat-Sen Garden)
2月6日
10:00 am -4:00 pm
チャ イナタウンにある中山庭園でも春節イベントが開催される。子どもによる獅子舞、ストーリーテリング、太鼓などのパフォーマンスに加え、習字や干支の兎にち なんでウサギの耳作りや造花などのクラフト。Community Arts Council of VancouverとChinese Cultural Heritage Associationの協力で行われる家族向けのイベントだ。
6日は中山公園への入場料は無料だが、寄付金の推奨額を設けていて一人5ドル。
また3月1日までは、Canadian Society for Asian Artsとのパートナーシップで干支に関する展示も行われている。
(取材・文 西川桂子)