おいしくヘルシーに!
ビーガン、ベジタリアン、ローフード、グルテンフリーなど、ヘルシー志向なレストランやショップが多いバンクーバー。そこで今日は、最近注目度がどんどん増している、さまざまな健康的食生活について紹介!
ビーガン、ベジタリアンって何?
ビーガン(vegan)料理とは、肉や魚介類はもちろん、 卵や乳製品、動物由来ブイヨン、ゼラチン、ハチミツなどの動物性製品を一切使用せず、植物性素材のみで作った料理のこと。植物性だけといってもバーガー、ソーセージ、ハム、チーズ、アイスクリームなども含めて何でもあり、そのバラエティは動物性を使った料理と変わらないほど多彩で、とてもおいしく頂ける(なお、食べ物以外でも、毛皮皮革製品や動物実験を行った製品は使用しないことが多い)。ベジタリアン料理には植物性素材に加えて卵や乳製品も使用される。バンクーバーでは、たいていのレストランがベジタリアン料理を出しているので、ほぼどこでも注文できる。ビーガンやベジタリアンの食材は、Whole Foods Market、Choices Marketをはじめ、IGA、Safeway、Save On Foods、Superstoreといった普通のスーパーでも取り扱っているので、店員さんに聞いてみるといい。また、下記のサイトを参照すると便利。
ベジタリアン・ビーガンのレストラン&ショップリスト
http://www.happycow.net/north_america/canada/british_olumbia/vancouver/
http://www.earthsave.ca/vegdirectory
ビーガンの食事会&社交グループ
ビーガンのレシピ
http://cookpad.com/search/ビーガン
植物性といってもバーガー、サンドイッチなどなんでもある
最近はビーガンチーズが普及して、ピザも簡単!
ローフードって何?
ローフードは、加熱せずに、あるいは摂氏48度以下の低温で調理した料理のことで、加熱によって失われがちな酵素やビタミン、ミネラルなどが効率よく摂取できるといわれている。ローフード料理には、サラダやスムージーだけでなく、ピザ、ファラフェル、ラザニア、バーガー、ヌードル、ケーキ、パイなどの多彩なメニューがあって、とてもおいしい。ローフードのお店は通常ビーガン、グルテンフリーでもある。ロービーガンレストランとしては、Indigo、Eternal Abundance、Café By Tao、Buddha-Fullなどがあり(※詳細は前述のお店リスト参照)、その他のベジタリアンやビーガンのレストランでも、ローフードの料理をいくつか出しているところが多い。
Raw Foundation(ローフードのプログラム、資格やワークショップなど)
ローフードのポットラックやクッキングクラスなどを行うグループ
http://www.meetup.com/EternalAbundance/
ローフードのレシピ
http://cookpad.com/search/ローフード
ローフード仕様のヌードルやラップは野菜たっぷり!
多彩なローフード料理でハイティーも楽しめる
マクロビオティックって何?
マクロビ」「正食」「自然食」「玄米菜食」「穀物菜食」などとも呼ばれるマクロビオティックは、第二次世界大戦前後に食文化研究家の桜沢如一が考案した、食生活法、食事療法。マクロビオティックは、マクロ+ビオティックの合成語で長寿法を意味する。基本的には、玄米や雑穀、全粒粉の小麦製品などが主食、そして野菜や漬物や乾物などが副食になっていて、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考え、化学調味料や添加物を用いることなく、地元で採れた旬の有機農産物や自然農法による食品を食べる。肉類や卵、乳製品は使用しない。ただし、卵は病気回復に使用する場合もあり。また、白身の魚や、人の手で捕れる程度の小魚は、少量は食べてよいとする場合もある。なんだか難しく聞こえるが、要は、西洋化される前に日本人がもともと食べていた食事に近い。そのため、日本人の身体に一番しっくりくる食生活かもしれない。
マクロビオティック・ソウルフル・キッチン(お弁当、教室、試食会など)
http://www.macrobioticsoulfulkitchen.net/
マクロビオティック的お弁当や食材を提供するTama Organic
マクロビオティックの教室やワークショップ
マクロビスイーツは自然な甘さでとっても美味!
日本が生んだ健康食マクロビオティックフード
グルテンフリーって何?
グルテンフリーは、グルテンを含まないという意味。ラテン語のglue(接着)が語源のグルテン (gluten) は、小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。その語源の通り、グルテンはネバネバしていて、整髪ジェルや歯磨き粉など、食品以外でも増粘剤として利用されることも多い。グルテンを使用している主な食品としては、小麦粉、パン、シリアル、パスタ、うどん、クッキー、クラッカーなどがある。グルテンフリーの場合、代わりに米粉、トウモロコシ粉、ジャガイモ粉などを使用する。なお、グルテンを水で洗って塊にしたものに少量のデンプンを加えて焼くと、日本人におなじみの麩になる。また、グルテンに醤油や酵母エキスなどで味つけをして肉状に加工したものがグルテンミートで、唐揚げ、ハンバーグ、チンジャオロースのベジタリアン版を作ることができる。 最近の小麦粉は、遺伝子組み換えなど、人間に害を及ぼすレベルまで品種改良がされており、小麦グルテンは腸に悪いため極力食べない方がよいと言われている。グルテンを摂取することでアレルギーや、セリアック病、腸疾患などが引き起こされることがあるという。最近は普通のスーパーやレストラン、カフェなどでもグルテンフリー食品を提供するところが多くなり、グルテンフリー専門店も増えてきたので、手が届きやすくなった。また、ベジタリアンやビーガンのレストランはグルテンフリー料理を出すところが多い。
グルテンフリーのレストラン、ショップや製品のリスト
http://glutenfree-vancouver.com/
グルテンフリーバンクーバーのフェイスブック
https://www.facebook.com/goglutenfree
グルテンフリーのレシピ
http://cookpad.com/search/グルテンフリー
玄米パスタでグルテンフリー・ラザニアも!
米麺やライスペーパーはグルテンフリーの味方
(取材 A.K.)