スカジットバレー

チューリップ・フェスティバル

北米・西海岸に春の訪れを告げるスカジットバレーのチューリップ・フェスティバルが開幕して、連日、大勢の人たちで賑わっている。４月下旬まで。バンクーバーから米国の国境を越えて南へ約110キロ、マウント・バーノン近郊で開催されている複数の会場にある広大な畑には数多くのチューリップが植えられ、赤、白や黄色などに彩られた「花のじゅうたん」が来場者の目を楽しませている。 1984年から始まり、花の数はオランダに次ぐ規模とも言われ、カナダや米国からだけでなく、世界各国から来場者があるという。

今年も見事に開花したチューリップ畑。４月末までオープン

　メイン会場のひとつになるRoozen Gaardeを経営する会社のRichard Roozenさんは「今年は暖冬の影響で、開花が例年より３週間ほど早まりました」と話す。　今の時期、朝晩は気温差が大きいので服装には注意したい。天気が良い日は日中の日差しも強いので、帽子や日焼け止めクリームも持って行くなど対策も必要。また雨が降った翌日は、地面がぬかるんでいるので、レインブーツを履くと良い。

●アクセス

　バンクーバーから車で行く場合、ハイウェイ99号線を南へ走り、米国の国境ピースアーチ（Peace Arch）またはパシフィックハイウェイ（Pacific Highway）を目指す。通過する際にはパスポートのほか、出入国カード（I-94W）が必要。有効なカードを持っていない場合は、国境の事務所で手続きをして入国料を支払わなければならない。