ギャンブルだけじゃない

エッフェル塔が出現

「サーカス・サーカス」のプチショー

旅行計画

ラスベガスへのツアーは、日系の旅行会社も出している。パッケージ旅行で、4〜5泊400ドル程度から。
英語力に自信があるなら、インターネットでツアーを探すこともできる。あるいは国境を越えてベリングハムから出発するなら、ホテルのウェブサイトで宿泊と航空券をセットで予約することも可能だ。

（左）M＆Mショップ、コーラショップなど、子どもも喜ぶ店が並ぶ
（右）街を歩いていると、エルビスやKISSなどに扮した人を見かける

ホテル

ピラミッド型の建物のルクソール、自由の女神像が立つニューヨーク・ニューヨーク、凱旋門やエッフェル塔があるパリス、ゴンドラの浮かぶ運河があるベネチアン、噴水のショーで有名なベラージオ、ロックをテーマにしたハードロック、映画『バグジー』の舞台となったフラミンゴと、ユニークなホテルがいっぱい。
宿泊料は４つ星、５つ星のホテルでも一泊200ドル以内。4人一部屋で宿泊すれば、一人一泊50ドル以下の計算になるのが嬉しい。
ただし、注意したいのがロケーションだ。大きく分けると、ストリップと呼ばれるLas Vegas Boulevard沿いのホテルと、昔ながらの面影を残す、ダウンタウン地区のホテルの２種類がある。ベラージオをはじめとする有名なホテルの多くは、ストリップ沿いにあるが、こうしたホテルは通常、宿泊費に加えてリゾートフィー（一泊10ドルから30ドル）が必要となる。また、ストリップは7キロ近くあるので、選んだホテルにより、遊びに出かけるときの利便性が変わってくる。

屋内にゴンドラがあり、カンツォーネがこだまする「ベネチアン」のグランドカナル

ホテル「ベネチアン」のサンマルコ広場でのショー

アトラクション、ショー

ショービジネスの本場、ラスベガス。シルクドソレイユのショーも、水を使った『Ｏ（オー）』やビートルズ、マイケル・ジャクソンをテーマにした、『ビートルズラブ』や『ONE（ワン）』、1993年から上演されている『MYSTERE（ミスティア）』など、多数が常駐ショーとして公演されている。

ほかにも、顔を青く塗ったブルーマンが、さまざまなパフォーマンスを繰り広げる『ブルーマン』、そして『タイタニック』の主題歌『My Heart Will Go On』で知られる歌姫、セリーヌ・ディオンのコンサート、トニー賞を受賞しているミュージカル『ジャージーボーイズ』、中国雑技団メンバーが参加している『Panda!』、イリュージョンマジックで知られる、世界的マジシャン、デビッド・カッパーフィールドのショーなど、語学力に自信がなくても楽しめる上質のショーが目白押しだ。

さらに、ジェットコースターをはじめとする絶叫マシンも忘れてはいけない。ニューヨーク・ニューヨークには摩天楼の中を駆け抜けるコースターがあり、ダウンタウンのストラスフィア・タワーには地上300メートルの場所でライドに乗るInsanity、X-Scream、Big Shotがある。

★ショー情報

ラスベガス観光局（www.lasvegas.com 英語）(www.visitlasvegas.jp 日本語）

無料のショー

ラスベガスでは、さまざまな場所で無料のショーが繰り広げられている。最も人気なのは火山が噴火して、ダイナミックな炎と音を楽しめるミラージュのショー、音楽に合わせて噴水が優雅に踊る、ベラージオの噴水ショー。ダウンタウンのフレモントストリートのアーケードでは、日没から１時間ごとに、光と映像が繰り広げるフレモントエクスペリエンスが楽しめる。

他にもベネチアンのサンマルコ広場で行われる、中世の衣装をまとった人たちのプチショー、そしてサーカス・サーカスでは世界から訪れたエンターテイナーによる15分程度の短いショーなどがある。

★ベラージオの噴水ショー

『ピンクパンサー』、エルトン・ジョンの『僕の歌は君の歌』(Your Song)』、セリーヌ・ディオンの『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』、マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』、ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』など、多彩な分野の音楽で噴水の水が踊る。曲目も多いので、一度と言わず、数回訪れたい。

月曜から金曜 15：00〜19：00 （30分ごと） 19：00〜24：00 （15分ごと）
週末、祝日 12：00〜19：00 （30分ごと） 19：00〜24：00 （15分ごと）

★ミラージュの火山の噴火ショー

19：00〜23：00 （1時間ごと）

★フレモントエクスペリエンス

ステージもあり、ノリノリの舞台を見せてくれる

カジノ

ラスベガスといえばやはりカジノ。ほとんどのホテルにはカジノがあるほか、ラスベガス空港のターミナル、レンタカーの事務所にまでスロットマシーンが置いてある。
ただし、21歳未満は利用できないので、空港で小銭が余っているからと、子どもに遊ばせようとすると、警察から警告を受けることがあるので要注意。年齢より幼くみえる人は、生年月日がわかるＩＤを持っておこう。